小児援助論Ⅰ(小児看護技術)

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授業コードn226090
科目分野専門Ⅱ
科目名小児援助論Ⅰ(小児看護技術)
科目責任者實盛美幸
実務経験

病棟勤務15年間。3年間小児看護の実践経験から、各期における子どもの成長発達をもとに、看護の必要性を考えた援助方法を教授する。

配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法
  • 講義
  • 演習
曜日・時限
単位数1
時間数30
授業概要

日常生活に関する小児各期にある対象や家族の生活能力をアセスメントし、子どもに合わせた援助方法を学習する。 小児看護学概論、小児援助論Ⅱで学習した内容を小児看護学演習Ⅰで統合学習し、小児看護学実習へと結び付けていく

一般学習目標 GIO

1.子どもとの援助関係を形成する方法を学ぶ
2.子どもの療養環境を調整する方法を学ぶ
3.子どもの療養生活を支援する方法を学ぶ
4. 子どもの健康障害に応じた援助方法を学ぶ


授業計画
【第1回】
授業内容

援助関係を形成する技術(コミュニケーション)

個別目標

子どもと家族との援助関係を形成する技術について理解できる

予習

Moodleにある各発達段階のコミュニケーション動画を視聴する(15分)

復習

授業内容をもとにテキスト(pp.284-287)をレポートする(30分)

【第2回】
授業内容

環境を調整する技術(演習)

個別目標

1.子どもの入院生活に望ましい環境が理解できる
2.家族も含めた子どもの事故防止の方策について理解できる

予習

Moodleの病棟構造について、課題用紙に記入する(25分)

復習

授業の振り返りと授業内容をノートにまとめる(20分)

【第3回】
授業内容

食事の援助技術〈演習)

個別目標

調乳・授乳の基本的技術が実施できる

予習

調乳・授乳を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

実施の振り返りと授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第4回】
授業内容

食事の援助技術

個別目標

1.子どもの成長・発達段階に応じた食事の援助が理解できる
2.健康レベルや疾患に応じた食事の援助ができる

予習

各発達段階に応じた食事の援助を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第5回】
授業内容

活動(遊び)と休息の援助技術、衣生活の援助技術

個別目標

1.子どもの成長・発達段階や健康レベルや疾患に応じた遊びの必要性とその方法が理解できる
2.子どもの成長・発達段階や健康レベルや疾患に応じた衣服の援助が理解できる

予習

各発達段階に応じた遊びの援助を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第6回】
授業内容

衣生活の援助技術〈演習〉

個別目標

治療中の子どもに応じたに衣服のニーズをアセスメントし、更衣が実施できる

予習

治療状況に応じた更衣の援助を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第7回】
授業内容

排泄の援助技術〈演習〉

個別目標

子どもの成長・発達段階に応じた排泄の援助(オムツ交換)が実施できる

予習

各発達段階に応じた排泄の援助を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第8回】
授業内容

排泄の援助技術

個別目標

子どもの成長・発達段階や健康レベルに応じた排泄の援助が理解できる

予習

テキスト(pp.459-462)を読み、確認する(20分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第9回】
授業内容

排泄の援助技術:浣腸〈演習〉

個別目標

子どもの成長・発達段階や健康レベルに応じた排便援助が実施できる

予習

排泄の援助(子どもの浣腸)を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第10回】
授業内容

フィジカルアセスメント技術:バイタルサイン

個別目標

子どもの成長・発達段階に応じたバイタルサインが理解できる

予習

テキスト(pp.287-293)を読み、子どもの特徴を確認する(20分)

復習

授業内容とテキストをもとに各発達段階のバイタルサイン値を整理する

【第11回】
授業内容

フィジカルアセスメント技術:身体計測〈演習〉

個別目標

1.子どもの発達段階に応じた身体計測の目的が理解できる
2.子どもの発達段階に応じた身体計測が実施できる

予習

身体計測方法を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容とテキスト(pp.296-303)をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第12回】
授業内容

呼吸を整える技術

個別目標

酸素療法、吸引・吸入について、目的・準備物品・実施方法が理解できる

予習

テキスト(pp.463-470)を読み、子どもの特徴を確認する(20分)

復習

授業内容を整理し、ノートにまとめる(25分)

【第13回】
授業内容

与薬の技術

個別目標

経口薬・座薬・注射の目的、技術が理解できる

予習

テキスト(pp.420-432)を読み、子どもの特徴を確認する(20分)

復習

授業内容を整理し、ノートにまとめる(25分)

【第14回】
授業内容

与薬の技術〈演習〉

個別目標

子どもの発達段階に応じた経口薬の内服技術が実施できる

予習

内服の援助を看護技術実習記録に記入する(35分)

復習

授業内容をもとに記録に追加修正をする(10分)

【第15回】
授業内容

終講試験、解説

個別目標
予習
復習
試験実施月日2023-01-26
評価の基準・方法

課題・受講状況(30%)、筆記試験(70%)

教科書

電子書籍
 医学書院 小児看護学① 小児看護学概論・小児臨床看護総論

参考書・参考資料

医学書院 根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術 第2版
医学書院 根拠と事故防止からみた小児看護技術

受講要件

出席状況を満たしており、積極的に講義に参加し授業を受ける態度で参加できる
演習時は身だしなみが整っている

コメント

子どもの成長発達と疾患について復習して授業に臨んでください

オフィスアワー

AM授業の際は昼休み、PM授業の際は15:30~16:30の間に教務センターにて対応します