人体の機能Ⅲ

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授業コードa232016
科目分野専門基礎
科目名人体の機能Ⅲ
科目責任者山口大輔
実務経験
配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午前コース
授業方法講義
曜日・時限
単位数1
時間数30
授業概要

この授業では、体の様々な運動をつかさどる筋の構造と機能、身体運動の制御システム、外部環境や内部環境のセンサーシステムである感覚について学ぶ。
また、この授業は臨床医学各論や東洋医学臨床論で取り上げられる各疾患の病態生理に関係する内容をおりまぜながら、鍼灸臨床に役立つ内容で構成する。

一般学習目標 GIO

疾患の病態生理を理解するうえで必要な基本的な生理学知識を取得することを目標とする。
1.骨格筋、平滑筋、心筋の筋収縮の性質や仕組みが理解できる。
2.身体運動の調節にかかわる受容体の特性、運動神経との連携、それらを統括する中枢神経系の各レベルによる運動調節の機構について概要が理解できる。
3.種々の感覚に共通する一般的性質、そして、体性感覚、内臓感覚、特殊感覚の特徴、受容の仕組み、伝導路について理解できる。


授業計画
【第1回】
授業内容

 筋
1.骨格筋の構造と働き(P22)
2.筋収縮の仕組み(P24)

個別目標

・白筋と赤筋の違いが分かる。
・興奮収縮連関の流れがイメージできる。
・単収縮と強縮の違いが分かる。

予習

10分:教科書の該当ページを読み、初めて習う単語をリストアップする。

復習

35分:初めて習った単語の意味をまとめる。興奮収縮連関の流れを再確認する。

【第2回】
授業内容

1.筋のエネルギー供給の仕組み(P25)
2.心筋と平滑筋(P150)
3.筋の復習

個別目標

・筋収縮時のATP供給の仕組みが分かる。
・心筋の特徴が理解できる。
・平滑筋の特徴が理解できる。

予習

10分:教科書の該当ページを読み、初めて習う単語をリストアップする。

復習

35分:初めて習った単語の意味をまとめる。興奮収縮連関の流れを再確認する。

【第3回】
授業内容

 運動
1.骨格筋の神経支配(P103)

個別目標

・神経筋接合部の興奮伝達含め、興奮収縮連関の概要が分かる。
・筋紡錘と腱受容器の働きを知る。
・γ運動ニューロンの役目が分かる。

予習

20分:末梢神経の文字分類と数字式分類を確認する。

復習

25分:自原抑制というメカニズムを再度確認する。

【第4回】
授業内容

1.運動の調節1(P104)

個別目標

・伸張反射のメカニズムが理解できる。
・拮抗抑制の仕組みを知る。
・屈曲反射と交叉性伸展反射の関係性を理解する。

予習

20分:前回の授業内容を再復習しておく。

復習

25分:各運動反射による運動機能調節を簡単に解説できる。

【第5回】
授業内容

1.運動の調節2

個別目標

・脳神経を遠心路とする反射を知る。(P107)
・小脳の役割を知る。
・小脳障害と大脳基底核障害の運動障害の違いを知る。

予習

30分:各脳神経を構成している神経の成分、分布を再確認しておく。

復習

15分:小脳障害と大脳基底核障害の特徴を再確認する。

【第6回】
授業内容

1.錐体路系と錐体外路系(P100)
2.発生と言語(P91)
3.運動の復習

個別目標

・錐体路系と錐体外路系という概念を知る。
・発声の仕組みを知る。

予習

20分:皮質脊髄路と皮質延髄路の経路を確認しておく。

復習

25分:錐体路と錐体外路の概念を再確認する。言語中枢の部位を確認する。

【第7回】
授業内容

 感覚
1.感覚の分類と一般的性質(P126)
2.体性感覚1(P139)

個別目標

・「適刺激」「感覚の投射」「弁別閾」「ウェーバーの法則」「周辺抑制」の意味が分かる。
・皮膚感覚の受容器特性を理解する。

予習

20分:人体の構造で学習したで学習した皮膚の機械受容器を復習しておく。

復習

25分:表在感覚の種類、特徴をまとめなおす。

【第8回】
授業内容

1.体性感覚2
2.内臓感覚(P143)

個別目標

・深部感覚の種類を知る。
・内臓感覚の特徴を知る。
・体性感覚の伝導路の概要を理解できる。

予習

20分:人体の構造で学習した感覚の伝導路を復習しておく。

復習

25分:深部感覚の特徴、内臓感覚の種類を書き出す。

【第9回】
授業内容

1.痛覚(P144)

個別目標

・「速い痛み」と「遅い痛み」の違いを知る。
・関連痛の原理を理解できる。
・内因性発痛物質の主要なものを言える。
・内因性オピオイドの種類を知る。
・下降性痛覚抑制系と鍼灸治療のつながりを知る。

予習

20分:痛みの有用性と有害性を考えてみる。

復習

25分:主な発痛物質、関連痛の発生機序を再確認する。

【第10回】
授業内容

1.味覚と嗅覚(P137)

個別目標

・味覚と嗅覚の受容器が言える。
・味覚と嗅覚の伝導路の概要が言える。

予習

20分:味覚器と嗅覚器の基本的構造を確認しておく。

復習

25分:味覚と嗅覚の伝導路の概要を再確認する。

【第11回】
授業内容

1.聴覚と平衡感覚(P134)

個別目標

・音が聞こえる仕組みを知る。
・聴覚の伝導路の概要が分かる。
・前庭器官の構造と特性が分かる。

予習

20分:耳の基本的構造を確認しておく。

復習

25分:聴覚の伝導路の概要と三半規管の特徴を再確認する。

【第12回】
授業内容

1.視覚(P127)

個別目標

・視覚器の基本的構造が分かる。
・遠近調節、明るさの調節の仕組みが理解できる。
・眼球運動の調節の仕組みが分かる。
・視覚の伝導路の概要が分かる。

予習

20分:眼球の基本構造を確認しておく。

復習

25分:視覚の遠近調節、視覚の伝導路、眼球運動の要点を書き出してみる。

【第13回】
授業内容

1.感覚の復習

個別目標

・教科書本文中に太字で記してある単語の概要がわかる。

予習

30分:教科書の本文中の太字の単語を書き出す。

復習

15分:説明が難しかった単語を、再度調べ要点をつかむ。

【第14回】
授業内容

まとめと復習

個別目標

・質問に対する適正な答えが導き出せる。

予習

40分:後期で学習した内容を、ノートをもとに復習する。

復習

5分:理解できていない事柄をノートに書きだす。

【第15回】
授業内容

総合復習

個別目標

・生体の様々な機能を簡潔に説明できる。

予習

20分:苦手な項目を理解するための質問事項を準備する。

復習

5分:周りの人に解説できるよう、できるだけ理解を深める。

試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

小テスト(10%)、定期試験(90%)

教科書

解剖生理(東洋療法学校協会編)

参考書・参考資料

解剖学第2版(東洋療法学校協会編)生理学第3版(東洋療法学校協会編)
標準生理学第9版(医学書院)

受講要件

特になし

コメント

多くは神経の範囲ですが、苦手意識を持たずしっかりと学修してください。

オフィスアワー

授業終了後、教室での対応を基本としますが、それ以外の曜日・時間帯でも予め yamaguchi@asahi.ac.jp へメールしアポイントを入れることにより対応可能です。