小児科学

cft format=16     
授業コードs261016
科目分野専門基礎
科目名小児科学
科目責任者吉尾 博之
実務経験

小児科医師として新生児医療、乳児健診、一般小児科診療、障害児医療の臨床に取り組んでいます。実務経験から小児の特徴である成長と発達、栄養の重要性と母子関係、家族と社会との関係について、さらに臨床で経験する代表的小児疾患についても講義を行う。

配当年次1年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限金曜2限
単位数1
時間数30
授業概要

小児科学は、出生前から思春期にわたり子供の健康を守り、増進させて子ども達を身体的・精神的・社会的に健康な状態に育てるための学問である。
具体的な授業内容としては、
1.医療と子供の憲章についての概略
2.小児の特色を理解する:胎児から小児期の成長・発達を系統的に理解する、そして各年齢的特性などを学び、理解する。
3.小児期特有の疾患・病態について、その特徴を成長と発達との関連性において学び、理解する
4.小児期疾患を理解するため解剖学・生理学・生化学なども合わせて学び、関係を理解して、そしてこれらを系統づけることが出来る。
5.正常な成長・発達のみではなく成長・発達障害に視点を置いたケアについても可能な限り学ぶ。

一般学習目標 GIO

疾患を有する子どもたちと言語・聴覚発達の関係を理解、そして言語聴覚療法に役立つ知識・技術・態度を身につける。
同時に、医療従事者として、母親・父親・家族における子育てや療育について“助言と支援”の出来る言語聴覚療法士を目指す。


授業計画
【第1回】
授業内容

小児期の特徴(総論)、小児期の肉体的・精神的な成長と発達について学ぶ。
特に成長・発達の過程を具体的に可視化して紹介、肉体的・精神的変化の特徴を理解する。成長期における栄養の重要性を理解する。
家族環境、地域環境そして子供の役割と関係性について理解する。

個別目標

成長・発達の過程を具体的に説明し、肉体的・精神的変化の特徴を紹介できる。また小児期に必要な栄養の重要性を理解できる。

予習

成長と発達の特徴、ならびに成長について、資料に基づいた予習を行う。

復習

小児の発達と成長の特色について、ミニテスト形式で復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第2回】
授業内容

新生児・低出生体重児・早産児の特徴を知り、特有な疾患の病態生理を説明し、診断、治療法を学び理解する。

個別目標

予習・復習:受精卵から個体までの過程を図示して、各段階での異常とその結果(疾患)との関係をまとめる。

予習

先天異常スクリーニングと先天異常について予習を行う。

復習

新生児・低出生体重児・早産児の特徴と疾患について、ミニテスト形式で復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第3回】
授業内容

新生児・低出生体重児・早産児の特徴を知り、特有な疾患の病態生理を説明し、診断、治療法を学び理解する。

個別目標

代表的肺疾患(RDS,TTN,MASなど)の概略を整理してまとめる

予習

教科書で、講義とその関連の部分について、予習をする。

復習

新生児・低出生体重児・早産児の特徴と疾患について、ミニテスト形式で復習して、知識を整理してまとめる(15分)。

【第4回】
授業内容

内分泌疾患と代謝性疾患に関して、各種ホルモンの働きと関係性を系統化して理解する.特に、成長障害や糖尿病の病態生理を理解する。

個別目標

各種ホルモンの相互関係と各種ホルモンの働きついて、整理してまとめる

予習

教科書と資料で、予定の講義内容に関して予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理、関連づけしてまとめる(15分)。

【第5回】
授業内容

呼吸器と循環器の関係性・解剖での位置関係を理解して、代表的肺疾患とその病態生理を学ぶ。家族喫煙の弊害についても学ぶ。

個別目標

肺解剖図の概略と特徴について、心・血管との位置関係、その働きと血行動態について概略をまとめる

予習

講義予定の呼吸器と循環器について、予習をする。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理、関連づけしてまとめる(15分)。

【第6回】
授業内容

呼吸器と循環器の関係性・解剖を理解して、代表的な先天性心疾患とその病態生理、並びに治療法を学び、理解する

個別目標

先天性心疾患をチアノーゼの有無で分類して、整理して病態別にまとめる

予習

教科書と資料で予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理、関連付けてまとめる(15分)。

【第7回】
授業内容

消化管の役割(解剖、生理、生化学の関係)と疾患を理解して、特に栄養の重要性を学ぶ。また、母乳と免疫の重要性を理解する

個別目標

消化器系を図にして示し、各臓器の位置と働きについて知識を整理してまとめる

予習

教科書と資料で、予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第8回】
授業内容

腎臓・尿路の疾患と病態生理を学ぶ。また、代表的な疾患の治療法を理解する。

個別目標

尿路系を図で示し、それぞれの名称と代表的疾患との関係を整理する。

予習

腎臓尿路疾患について30分の予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第9回】
授業内容

赤血球・白血球・血小板の働きを知り、貧血、感染症・血小板減少症の病態生理を理解する。また、視診での評価が出来るようにする。

個別目標

各血球の特色と臨床でみる所見(視診)との関係を表にまとめ、整理する。

予習

血液疾患と血液検査について30分の予習をする。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第10回】
授業内容

小児の腫瘍、特に白血病・脳腫瘍・固形腫瘍の頻度や種類ついて理解して、述べることが出来る。

個別目標

小児の白血病について、特色を調べ、成人白血病との比較を表にまとめる。

予習

重症度に関係する諸因子について30分の予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第11回】
授業内容

小児の代表的なアレルギー疾患について理解する。特に腸内細菌叢との関係についても学ぶ。

個別目標

アレルギー、特にアナフィラキシーについて予習してまとめる。早期発見や予防法そして対応と処置について学ぶ。

予習

アレルギーとは、全体像に関して30分の予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識をまとめる(15分)。

【第12回】
授業内容

感染症の年齢別に特異的と予防法について学び、環境や栄養の重要性そして、特に予防接種の重要性を理解をする。

個別目標

年齢別感染症の特色について表にまとめ整理する。

予習

予防注射と感染症について予習を30分行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、まとめる(15分)。

【第13回】
授業内容

習癖・睡眠関連病態、心身医学的疾患・虐待。今日的な問題を含み、小児期にみられる各疾患について概略と特徴を理解する。早期発見の手がかりを学ぶ。

個別目標

小児期の代表的疾患のまとめを作成する。

予習

軽度発達障害、てんかんなどの神経疾患について、予習を30分行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第14回】
授業内容

小児の神経・筋疾患および重症心身障害児 療育に必要な医学的知識についても学ぶ。

個別目標

療育施設の現状と課題について、特に岡山県について紹介する。

予習

脳性麻痺について教科書で、30分の予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

【第15回】
授業内容

定期試験と解答・解説、そして国家試験における小児科問題についての傾向と対策を解説する。

個別目標

質問と解答表の作成、小児科学の国家試験の対策を学ぶ。

予習

過去の国家試験問題から小児科関連問題について、問題集から30分の予習を行う。

復習

ミニテスト形式での復習を行い、知識を整理してまとめる(15分)。

試験実施月日2月実施予定
評価の基準・方法

定期試験100点満点にて判定する。60点以上を合格とする。再試験は、必要時適宜行う。 

教科書

言語・聴覚士のための基礎知識 小児科学・発達障害学(第3版) 著者:宮尾益知・小沢 浩、 医学書院

参考書・参考資料

適宜、講義資料はPDFで配布、ミニテスト実施後には、解答の配布と解説予定

受講要件

予習と復習の実践

コメント

毎回の授業で、解剖学、生理学、生化学を系統的に関連づける様に努力してください。

オフィスアワー

授業終了後の休憩時間帯