臨床医学総論Ⅰ

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授業コードa262010
科目分野専門基礎
科目名臨床医学総論Ⅰ
科目責任者北村 圭司
実務経験
配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午前コース
授業方法講義
曜日・時限時間割に準ずる
単位数1
時間数30
授業概要

近年、はり師,きゅう師が他の医療職と共に働く機会が増加し、チーム医療の一端を担うケースが増加している。
その際、他の医療職種との共通言語として医療用語を理解し、スムーズに現場に適応する必要があるため、この授業を通して、西洋医学の医療用語とその意味を修得する。

一般学習目標 GIO

1.はり師、きゅう師として診察に必要な知識を修得できる。
2.疾患の鑑別に必要な臨床的知識を修得できる。
3.鍼灸の適応を見極めることができる。
4.他職種連携の際に重要な医療用語を理解できる。


授業計画
【第1回】
授業内容

診察の概要
診察の意義,心得,関連用語
診療録の記載内容、記載方法
診療録記載の注意点
教科書P1~17

個別目標

診察の意義,手順を理解することにより、診察のイメージをつかむことができる。
診察に必要な事項を理解し、整理することができる。
診療録がなぜ必要となるかを学び、診療録の適切な記載内容について理解することができる。
身体診察で観察すべき事項について理解できる。

予習

教科書P1~4までを読み、診察の流れについて現在までの経験を想起し、不明であった事項についてまとめる。
身体診察において観察する事項について整理する。(23分)

復習

診察で行う事項を整理し、診察の意義を理解する。
インフォームドコンセント等の医療関連用語を理解し、適切に使用できるよう理解する。
SOAPとは何かを理解し、診療録の記載内容について選別する。教科書P18が重要。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第2回】
授業内容

問診、視診、打診の方法と正常所見と異常所見
教科書P9~27

個別目標

医療面接,視診,触診,打診,聴診の実施時の注意事項について整理し、理解することができる。
各診察の際に得られる正常な状態を理解し、異常な所見との違いを理解できる。

予習

医療面接,視診,触診,打診,聴診について実施の意義と方法をまとめる。
医療面接について現在までの受けた経験を想起する。(23分)

復習

診察における正常な状態を理解し、異常所見を整理する。
診療録の記載項目について適切な記載ができるよう各項目の記載事項を整理する。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第3回】
授業内容

聴診の方法と正常所見と異常所見
生命徴候(バイタルサイン)の診察、生命徴候の正常値、異常値やその原因
教科書P29~39

個別目標

正常な聴診所見を理解したうえで、異常な聴診所見を知ることができる。
生命徴候とは何かを理解できる。
生命徴候(バイタルサイン)の正常値、異常値を理解し、原因ごとによる異常値を示す理由が理解できる。

予習

異常な聴診所見の種類を確認する。
生命徴候に分類されるものをを理解する。
各生命徴候(体温,脈拍,血圧,呼吸)の正常な状態を整理する。(23分)

復習

生命徴候(体温,脈拍,血圧)が疾患により異常値を示す際の原因を整理する。
血圧の測定方法について理解する。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第4回】
授業内容

呼吸の正常所見と異常所見
全身の診察
1.顔貌、顔色 2.精神状態(意識状態,知能,関上,協調性,見当識) 3.言語の異常(構音障害,失語症)
教科書P42~47

個別目標

各疾患における顔貌,顔色,精神状態,言語の異常を理解でき、正常な状態との違いを理解できる。
日本昏睡尺度における意識レベル分類法を理解できる。

予習

仮面様顔貌,満月様顔貌の特徴について調べる。
大脳の機能局在について調べる。
構音障害を呈する原因について調べる。(23分)

復習

仮面様顔貌,満月様顔貌を呈する疾患についてなぜ諸症状を起こすのか整理する。
クスマウル大呼吸、チェーンストークス呼吸の原因についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第5回】
授業内容

全身の診察
4.身体計測  5.体型、体格の異常  6.栄養状態   教科書P48~51

個別目標

体型、体格に異常をきたす疾患の名称を覚えることができる。
各疾患における体型、体格の異常を理解し、正常な状態との違いを理解できる。

予習

標準体重を算出する方法について一般的に使用されている指標を調べる。
調べた指標における自身の数値を算出する。(23分)

復習

四肢長について計測部位ごとの指標を整理する。
巨人症を起こす疾患について整理する。
肥満を起こす疾患について整理する。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第6回】
授業内容

全身の診察
7.姿勢と体位   8.歩行の異常   9.皮膚・粘膜・皮下組織の異常  教科書P52~63

個別目標

姿勢の異常をきたす疾患の名称を覚えることできる。
歩行の異常をきたす疾患の名称を覚えることできる。
異常歩行と疾患を組合わせることができる。

予習

異常歩行と疾患名について組合せて整理する。
脳血管障害について調べる。(23分)

復習

マン・ウェルニッケ肢位の原因と肢位についてまとめる。
パーキンソン病での特徴的肢位についてまとまる。
異常歩行と疾患について組合せて整理する。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第7回】
授業内容

全身の診察
10.爪の状態  11.リンパ節   12.その他の一般的状態  教科書P64~70

個別目標

爪、リンパ節、食欲、睡眠、便通、排尿の異常をきたす疾患の名称を覚えることできる。
排便反射について理解できる。
睡眠時の脳波について理解できる。

予習

健常者の爪の状態をまとめ、自分に爪を観察する。
リンパの走行についてまとめる。
健常者の排尿量について調べる。(23分)

復習

スプーン状爪を呈する疾患についてまとめる。
過敏性腸症候群についてまとめる。
睡眠時の脳波についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第8回】
授業内容

局所の診察
1.頭部  2.顔面  3.眼  4.鼻  5.耳   教科書P72~79

個別目標

頭部、顔面、眼、鼻、耳の異常について理解できる。
顔面の麻痺について原因別に理解できる。
視野の異常について原因別に理解できる。
眼球運動を主る筋について理解できる。

予習

末梢性顔面神経麻痺の原因について調べる。
流行性耳下腺炎の原因について調べる。
聴覚に伝導路について調べる。(23分)

復習

眼瞼にみられる異常所見について原因をまとめる。
ホルネル症候群について所見をまとめる。
下垂体性巨人症についてみられる視野障害についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第9回】
授業内容

局所の診察
6.口腔  7.頸部    教科書P79~87

個別目標

口腔、頸部、胸部、乳房、肺・胸膜の異常について理解できる。
軟口蓋の異常について理解できる。
髄膜刺激症状について理解できる。
胸郭の異常について理解できる。

予習

口腔内の構造について調べる。
甲状腺の機能について調べる。(23分)

復習

正常な呼吸音についてまとめる。
女性化乳房の原因についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第10回】
授業内容

局所の診察
8.胸部  9.乳房  10.肺・胸膜の診察  教科書P79~87

個別目標

呼吸音の異常について原因別に理解できる。
気胸について理解できる。

予習

気管支喘息について調べる。(23分)

復習

髄膜刺激症状の種類についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第11回】
授業内容

局所の診察
11.心臓  12.腹部 

個別目標

心臓、腹部、背部の異常について理解できる。
正常な心音について理解できる。
赤色皮膚線条について理解できる。
腹部の圧痛点について理解できる。

予習

クッシング症候群について過去の学習内容を見直す。
虫垂炎について調べる。(23分)

復習

正常な心音についてまとめる。(どの弁がどうなったか。)
虫垂炎の圧痛点を図示する。
腹水の原因についてまとめる。(22分)

【第12回】
授業内容

局所の診察
13.背部  教科書P88~99

個別目標

側湾症について理解できる。

予習

腹膜刺激症状について調べる。(23分)

復習

側湾症の装具についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第13回】
授業内容

局所の診察
14.四肢の変形  教科書P100~104
神経系の診察

個別目標

四肢の変形と原因疾患を組合せて理解できる。
感覚検査法の意義と方法を理解できる。
各感覚の伝導路の名称を理解できる。

予習

末梢神経とは何か調べる。
下肢上肢の変形について調べる。
解剖学において学習した感覚の伝導路を確認する。(23分)

復習

ヘルニア等で障害されやすい神経根領域(C6、C’7、C8、L5、S1)の脊髄神経節デルマトームを見直す。
各感覚の伝導路の名称をまとめる。
自律神経反射についてまとめる。(22分)

【第14回】
授業内容

感覚検査法  教科書P105~108
反射検査 → 表在性反射、深部反射、自律神経反射、病的反射
髄膜刺激症状検査    教科書P113~126

個別目標

脊髄神経デルマトームと関連痛について理解できる。
深部反射について理解できる。病的反射について理解できる。
自律神経反射について理解できる。
髄膜刺激症状について理解できる。

予習

髄膜刺激症状の検査についてまとめる。
深部反射の求心路、遠心路について調べる。(23分)

復習

錐体路障害、下位運動ニューロン障害時の深部反射についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第15回】
授業内容

不随意運動、協調運動、起立と歩行

個別目標

運動麻痺の分類を理解できる。
筋萎縮、筋トーヌスの原因について理解できる。
不随意運動の種類について理解できる。

予習

上位運動ニューロンについて調べる。
仮性肥大の原因疾患について調べる。
不随意運動の種類について調べる。(23分)

復習

振戦の原因疾患と種類についてまとめる。
登はん性起立についてまとめる。
ロンベルグ徴候の所見についてまとめる。(23分)

【第16回】
授業内容

運動機能検査:運動麻痺、筋肉の異常

個別目標

脊髄性、小脳性運動失調について理解できる。
運動失調の検査について理解できる。

予習

異常歩行について調べる。(23分)

復習

失調症の検査についてまとめる。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第17回】
授業内容

関節可動域検査、徒手筋力検査

個別目標

重要関節の可動域について知ることができる。
ダニエルスらによる6段階法を理解できる。

予習

肩関節の作用を調べる。
股関節の作用を調べる。

復習

肩関節疾患と検査について関連付ける。
頸部疾患と検査について関連付ける。(23分)

【第18回】
授業内容

日常生活動作
頸部・胸部の検査、肩関節の検査、腰・下肢の検査、膝関節の検査

個別目標

ADLについて理解できる。
頸部、胸部、上肢の整形外科学的徒手検査について理解できる。
腰部の整形外科学的徒手検査について理解できる。
股関節・膝関節の整形外科学的徒手検査について理解できる。

予習

胸郭出口症候群の徒手検査について調べる。
上腕二頭筋長頭腱炎の徒手検査について調べる。
腰部の疾患について調べる。(23分)

復習

股関節・膝関節と疾患と検査について関連付ける。
本日学習した内容に関して4択問題に解答し、不明な点があればムードルにコメントする。(22分)

【第19回】
授業内容

まとめと解説

個別目標

第1~18回で学習した診察の手順、方法を理解し、順序良く実施できる。

予習

第1~18回までに実施した4択問題について不明な点を調べる。(19分)

復習

第1~18回までの学習した内容に関しての国家試験関連問題について解答する。
本日学習した内容に関して、不明な点があればムードルにコメントする。(19分)

【第20回】
授業内容

まとめと解説

個別目標

第1~19回で学習した診察の手順、方法を理解し、順序良く実施できる。

予習

第1~19回までに実施した4択問題について不明な点を調べる。(19分)

復習

第1~19回までの学習した内容に関しての国家試験関連問題について解答する。
本日学習した内容に関して、不明な点があればムードルにコメントする。(19分)

【第21回】
授業内容

まとめ

個別目標

第1~20回までの学習内容に対する国家試験問題に解答できる。

予習

臨床医学総論の第34回はり師きゅう師国家試験問題を解答する。(23分)

復習

臨床医学総論の第34回はり師きゅう師国家試験問題を解説する。(22分)


試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

期末試験で評価する。

教科書

「臨床医学総論」 東洋療法学校協会編

参考書・参考資料
受講要件
コメント

各種症状の出現する原因,生理学的機序を理解することにより、鍼灸の適否を見極めるための知識の修得を目指す。解剖学的知識の確認等も行うため常時出席が望ましい。

オフィスアワー

授業終了後、教室にて