自然科学Ⅱ

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授業コードj261104
科目分野基礎
科目名自然科学Ⅱ
科目責任者渡邊綱一
実務経験
配当年次1年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午後コース
授業方法講義
曜日・時限月水木金の3時限
単位数2
時間数30
授業概要

科学に対して嫌悪感や近付き難いとの印象を学生に、意識することなく我々の生活に密着していることを実感してもらうことを目的にする。
具体的に事例を基に講義を進める。生物の基本的な生命活動を細胞レベルで学ぶことで実社会に応用できる知識と能力を養う。
自然科学Ⅰの知識をもとに、より生理学に近い内容で講義を進めていく。

一般学習目標 GIO

1)生物としての基本的な代謝システム(解糖系・TCA回路・電子伝達系)が理解できる。
2)ヒトにとって、呼吸(酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する)の重要性が理解できる。
3)遺伝子によって、性格や疾患を含めた運命も支配されている事が分かる。
4)遺伝子診断と遺伝子治療、また再生医療という将来の医学に興味を持つようになる。


授業計画
【第1回】
授業内容

糖質代謝(解糖系)

個別目標

糖質を材料として無酸素条件下でのATP合成の概略が分かる。

予習

生理学の教科書190-191ページを読む。配布資料の解糖系・TCA回路・電子伝達系を読む。

復習

逸脱酵素で学んだLDの役割と、無酸素でもATP供給できる仕組みを考える。

【第2回】
授業内容

糖質代謝(クエン酸回路と電子伝達系)

個別目標

糖質を材料として酸素条件下でのATP合成の概略が分かる。

予習

生理学の教科書190-191ページを読む。配布資料の解糖系・TCA回路・電子伝達系を読む。

復習

1個のブドウ糖から得られるATPの個数を計算する。

【第3回】
授業内容

糖質代謝(まとめ)

個別目標

糖質を材料としてのATP合成を説明できる。

予習

酸素と二酸化炭素のガス交換(呼吸)の目的を考える。

復習

呼吸の目的と体温維持の目的を理解する。

【第4回】
授業内容

吸収期と空腹期における糖質の動態

個別目標

血糖値を維持するための生体内の反応が分かる。

予習

配布資料のグリコーゲン合成と糖新生を読む。生理学の教科書192ページを読む。

復習

臓器と糖質動態の関連を確認する。

【第5回】
授業内容

吸収期と空腹期における脂質の動態

個別目標

ATPと血糖値維持ための生体内の脂肪の動態が分かる。

予習

配布資料の脂肪合成とβ-酸化を読む。生理学の教科書193ページを再読する。

復習

ダイエットが困難な理由を考える。

【第6回】
授業内容

アミノ酸代謝

個別目標

尿成分である尿素(アンモニア)の由来が分かる。
肝臓と腎臓の機能低下による疾患がいくつか予想できる。

予習

配布資料の尿素回路を読む。

復習

必須アミノ酸の存在を三大栄養素の関連から考える。

【第7回】
授業内容

呼吸商

個別目標

三大栄養素の代謝における酸素量と二酸化炭素量から、神経細胞が特異な細胞である事が分かる。

予習

配布資料の呼吸商を読む。生理学の教科書194ページを読む。

復習

カロリーについて、いくつかの食品成分表から計算をする。

【第8回】
授業内容

血糖値維持

個別目標

血糖値維持の重要性が理解できる。

予習

配布資料の興奮伝導の仕組むを読む。

復習

食事の大切さを理解して、日々の生活を見直す。

【第9回】
授業内容

極性

個別目標

水(H20)の構造から、親水性と疎水性の違いが理解できる。

予習

水に溶ける、溶けないの違いはどこにあるのか考える。

復習

水の構造と、極性が大きいか極性が小さいを意識して、砂糖を紅茶等に溶かす。

【第10回】
授業内容

核酸

個別目標

核酸とはDNAとRNAの2種類が存在し、その違いを説明できる。

予習

配布資料の核酸を読む。

復習

構造と塩基の違いを確認する。

【第11回】
授業内容

ゲノム・染色体・DNA・遺伝子

個別目標

細胞の核内にある染色体について、標題の用語の使い分けができる。

予習

配布資料を読む。

復習

4つの用語の区別ができるように確認する。

【第12回】
授業内容

セントラル・ドグマ

個別目標

生物の中心命題の流れが分かる。

予習

配布資料のセントラルドグマを読む。

復習

タンパク質の一次構造の重要性を確認する。

【第13回】
授業内容

遺伝子診断と遺伝子治療の現状

個別目標

再生医療をはじめとする、未来の医療に関心を持つ事ができる。

予習

配布資料の遺伝子とセントラルドグマを読む。

復習

ネット等で遺伝子診断と遺伝子治療を検索して、現状を知る。

【第14回】
授業内容

免疫

個別目標

免疫細胞の種類とそれぞれの細胞の働きを説明できる。
COVID-19をはじめとする感染症に対して、免疫系がどのように対応しているか説明できる。

予習

生理学の教科書119ページ,121表および127ペ-132ページを読む。配布資料の免疫を読む。

復習

NHK高校講座 生物基礎の第25回「免疫のシステム」と第26回「適応免疫 (1)~細胞性免疫~」
および第27回「適応免疫 (2)~体液性免疫~」と28回「免疫とヒト」を視聴するを視聴する

【第15回】
授業内容

終講試験

個別目標

代謝の基本的仕組みが理解できる。
COVID19などに対する免疫システムの基本が理解できる。

予習

第1回から第14回までの学習内容を振り返る。

復習

誤った問題について再学習を行う。

試験実施月日
評価の基準・方法

小テスト(20点配点):課題の提出
終講試験(80点配点):4択または5択のマークシート方式

教科書
参考書・参考資料

公益社団法人 全国柔道整復学校協会監修 生理学(改訂第4版) 南江堂
高校生物の図録(出版社等は問わない)

受講要件

講義の予習と復習をしておくこと。

コメント

NHK高校講座 生物基礎はネット配信だけでなく、学習メモや理解度チェックもあるので活用していただきたい。

オフィスアワー

講義終了後の10分間。