中枢系疾患学Ⅰ

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授業コードp213036
科目分野専門基礎
科目名中枢系疾患学Ⅰ
科目責任者三石 理知
実務経験

医療法人髙志会柴田病院にて理学療法業務を行っている。臨床経験をもと理学療法士に必要な中枢神経系の知識についての教授を行う。

配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限水曜日・3限目
単位数1
時間数30時間
授業概要

理学療法士が担当する疾患の中で、中枢神経系の疾患である脳血管障害について、脳・神経各部の働きや神経路の仕組みといった神経解剖学・神経機能解剖学の知識を整理した上で、どのような症状を呈するのかを学ぶ。解剖学分野の知識を確認し、脳画像などの検査所見と結びつけることにより、講義後中枢系理学療法学と関連できるよう、症状を呈する仕組みの理解と脳神経障害の症状をむすびつけることができるよう授業を行う。

一般学習目標 GIO

中枢神経系の疾患である脳血管障害について、脳・神経各部の働きや神経路の仕組みといった神経解剖学・神経機能解剖学の知識を元に、どのような症状を呈するのか説明することができる。
脳画像などの検査所見や機能回復メカニズムを元に理学療法に結びつく推論ができる。


授業計画
【第1回】
授業内容

脳の基本的解剖、脳の機能局在:後頭葉

個別目標

脳の構造と機能の全体像、後頭葉の機能とその障害を関連付けて説明できる。

予習

脳の解剖、後頭葉の解剖を理解する。(30分)

復習

後頭葉に関する神経機能解剖を理解する。(30分)

【第2回】
授業内容

脳の機能局在:前頭葉

個別目標

前頭葉の機能とその障害を関連付けて説明できる。

予習

前頭葉の解剖を理解する。(30分)

復習

前頭葉に関する神経機能解剖を理解する。(30分)

【第3回】
授業内容

脳の機能局在:頭頂葉

個別目標

頭頂葉の機能とその障害を関連付けて説明できる。

予習

頭頂葉の解剖を理解する。(30分)

復習

頭頂葉に関する神経機能解剖を理解する。(30分)

【第4回】
授業内容

脳の機能局在:側頭葉、大脳辺縁系

個別目標

側頭葉の機能とその障害を関連付け、大脳辺縁系との神経連絡を説明できる。

予習

側頭葉、大脳辺縁系の解剖を理解する。(30分)

復習

側頭葉、大脳辺縁系に関する神経機能解剖を理解する。(30分)

【第5回】
授業内容

脳の神経機能解剖:間脳、大脳基底核、小脳、脳幹

個別目標

間脳、大脳基底核、小脳、脳幹の機能とそれらが関わる神経路について説明できる。

予習

視床、線条体、小脳、脳幹の解剖を理解する。(30分)

復習

視床、線条体、小脳、脳幹が関係する神経機能解剖を理解する。(30分)

【第6回】
授業内容

運動系、感覚系神経の機能と構造、神経伝導路

個別目標

運動・感覚に関する神経の機能と構造、神経伝導路について説明できる。

予習

皮質脊髄路、皮質網様体脊髄路、前・外側脊髄視床路、後索内側毛帯路の神経路を理解する。(30分)

復習

皮質脊髄路、皮質網様体脊髄路、前・外側脊髄視床路、後索内側毛帯路の神経機能解剖を理解する。(30分)

【第7回】
授業内容

脳血管障害の病態:総論、虚血性疾患、CT・MRI画像読影

個別目標

虚血性疾患の病態と発生機序、症状の特徴などを説明でき、画像の読影ができる。

予習

第1~第5回までの内容を再度確認しておく。(30分)

復習

各種脳梗塞の病型を理解し、画像所見を理解する。(30分)

【第8回】
授業内容

脳血管障害の病態:出血性疾患、CT・MRI画像読影

個別目標

出血性疾患の病態と発生機序、症状の特徴などを説明でき、画像の読影ができる。

予習

第1~5回までの内容を再度確認しておく。(30分)

復習

各種脳出血の病型を理解し、画像所見を理解する。(30分)

【第9回】
授業内容

脳障害の病態:頭部外傷、CT・MRI画像読影

個別目標

頭部外傷の病態と発生機序、症状の特徴などを説明でき、画像の読影ができる。

予習

頭蓋、髄膜、脳の解剖を再度確認しておく。(30分)

復習

各種頭部外傷の病型を理解し、画像所見を理解する。(30分)

【第10回】
授業内容

脳血管障害で起こる各症候:運動障害(共同運動、連合反応含む)

個別目標

運動障害の発症メカニズムや現象について説明できる。

予習

伸張反射、筋紡錘と腱紡錘、脊髄固有束について生理学で学習した内容を再度確認しておく。(30分)

復習

皮質脊髄路、皮質網様体脊髄路の障害が運動にどう影響するかを理解する。(30分)

【第11回】
授業内容

脳血管障害で起こる各症候:感覚障害、意識障害、頭蓋内圧亢進/脳ヘルニア

個別目標

各症候の現象、原因となる神経機能解剖について説明できる。

予習

第6回の内容と大脳、小脳、脳幹の位置関係を再度確認しておく。(30分)

復習

各種感覚の神経路、上行性網様体賦活系の障害による症状と頭蓋内圧亢進の機序と症状を理解する。(30分)

【第12回】
授業内容

高次脳機能障害:半側空間無視、身体図式・イメージの障害、失語、失行、失認

個別目標

各症候の現象、原因となる神経機能解剖について説明できる。

予習

第3回の内容を再度確認しておく。(30分)

復習

各種高次脳機能障害の症状と動作への影響を理解する。(30分)

【第13回】
授業内容

高次脳機能障害:記憶障害、注意障害、遂行機能障害、脱抑制(行動抑制障害)、情動障害

個別目標

各症候の現象、原因となる神経機能解剖について説明できる。

予習

第2回の内容を再度確認しておく。(30分)

復習

ワーキングメモリとは何か、各種高次脳機能障害の症状と動作への影響を理解する。(30分)

【第14回】
授業内容

脳障害後の機能回復メカニズム、機能予後の考え方

個別目標

脳の機能回復メカニズムについて説明できる。機能予後を考えることができる。

予習

第7~第9回までの内容を再度確認しておく。(30分)

復習

ペナンブラとdiaschisis、行動学的機能代償と神経学的機能代償を理解する。(30分)

【第15回】
授業内容

総括

個別目標

脳血管障害の病態と症状を説明できる。関連するリハビリテーション評価・治療を想像できる。

予習

第14回までに学習した内容を再度確認しておく。(理解するまで行う)

復習

総括内容を理解する。(60分)

試験実施月日
評価の基準・方法

筆記試験80点、小テスト20点で100点満点中60点以上を合格とする。

教科書

病気がみえるVol.7脳・神経 第2版 医療情報科学研究所(編集) メディックメディア 2017

参考書・参考資料

"神経理学療法学 第2版 編集:吉尾雅春・森岡 周・阿部 浩明 医学書院 2018
脳卒中ビジュアルテキスト 第4版 荒木信夫 他 医学書院 2015"

受講要件

特になし

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