| 授業コード | s215067 |
|---|---|
| 科目分野 | 専門 |
| 科目名 | 器質性構音障害 |
| 科目責任者 | 福田登美子 |
| 実務経験 | 小児専門病院、大学附属病院および言語聴覚士養成大学等で38年間、言語障害・コミュニケーション障害、特に小児・成人の構音障害(機能性構音障害および器質性構音障害)の臨床・研究および教育に従事した。小児専門病院、大学附属病院および言語聴覚士養成大学等で38年間、言語障害・コミュニケーション障害、特に小児・成人の構音障害(機能性構音障害および器質性構音障害)の臨床・研究および教育に従事した。それらの過程で得た知見や経験を基本として講義する。 |
| 配当年次 | 2年 |
| 開講期 | 前期 |
| 履修区分 | 必修 |
| 昼間部・夜間部の別 | 昼間部 |
| 授業方法 | 講義 |
| 曜日・時限 | 金曜日4限 |
| 単位数 | 1 |
| 時間数 | 15 |
| 授業概要 | 構音器官の先天性・後天性の形態異常が原因となって発生する構音障害は器質性構音障害と分類される。本科目では、その代表的なものとされる口蓋裂(粘膜下口蓋裂や先天性鼻咽腔閉鎖不全を含む)による構音障害、先天的な舌の形成不全による無舌症・小舌症・巨舌症の構音障害、種々の口腔腫瘍術後の構音障害の問題点と治療・訓練法等を講義する。 |
| 一般学習目標 GIO | 「器質性構音障害」と言っても種々の原因があり、さらに個々の患者の有するその部位の残存機能や全身的問題、環境も異なる。したがってそれらの事柄を把握して構音障害の問題を評価し治療目標・治療法等を考えて臨床に当たれるよう広い知識の習得を目標にして欲しい。 |
| 授業内容 | I.顔面・口腔の発生 II.口唇裂・口蓋裂の発生(機序、要因他) |
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| 個別目標 | I.ではヒトの顔面・口腔は胎生期の何時頃からどのように発生(形成)し、いつ頃完成するのかを学習する II.では口唇裂・口蓋裂・口唇口蓋裂という形態の異常はどのような機序や要因が関与して発生するのか、さらに口蓋裂とは構音以外のどの様な問題を伴うのかを学ぶ |
| 予習 | 90分: II については教科書p.1〜7を熟読し、内容の理解とともに専門用語にも慣れるようにする、理解出来ない箇所に印を付けておく |
| 復習 | 90分:再度教科書や配布資料を熟読して、予習時の理解度との違いを確認する、講義に対する希望をまとめ、次回までに提出して下さい |
| 授業内容 | Ⅲ. 口唇裂・口蓋裂・口唇口蓋裂他の医学的治療 |
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| 個別目標 | 口唇口蓋裂児は誕生からおよそ20年にわたり医学的治療を受ける、その治療の流れを学ぶ事により、本疾患児・者がうける負担を考えるとともにその間の言語聴覚士の役割を考える |
| 予習 | 90分:教科書p.39〜56 2)手術時期まで、およびp.60〜61 7)を熟読する |
| 復習 | 90分:本疾患の特徴である成長とともに加わる医学的問題点、その治療の流れを整理する、さらに長期間にわたるチーム医療の在り方、難しさを考える |
| 授業内容 | Ⅳ.鼻咽腔閉鎖機能の本態・検査法他 |
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| 個別目標 | 鼻咽腔閉鎖機能の本態の理解は、口蓋裂による構音障害の臨床では重要不可欠の知識となるので繰り返し学習する |
| 予習 | 90分:教科書p.99〜112の検査法終わりまでを熟読する、専門用語に慣れること、質問点を書き出す |
| 復習 | 90分:講義後に理解できたこと、なお理解できないことを書きだし再度教科書や資料で確認する |
| 授業内容 | Ⅴ.鼻咽腔閉鎖機能不全の評価診断・治療法 |
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| 個別目標 | 鼻咽腔閉鎖機能不全の評価診断のポイント、治療法の選択基準、機能不全と音声言語との関係等の知識を習得する |
| 予習 | 90分:教科書p.112〜121までを熟読する |
| 復習 | 90分:鼻咽腔閉鎖機能の本態・検査法等および 今回の機能不全までを通して知識を整理する |
| 授業内容 | Ⅵ.口蓋裂に起因する言語障害の臨床の流れ・音声言語の特徴 |
|---|---|
| 個別目標 | 口蓋裂閉鎖手術後の言語管理、特に言語発達期の声(共鳴)と構音(異常構音)の変化と管理、発生する問題点への対応等を学ぶ、口蓋裂音声の共鳴および異常構音の特徴を学ぶ事により新たな問題点のチエック能力を高める |
| 予習 | 90分:教科書p.121〜122までを熟読する、口蓋裂 に起因する共鳴と異常構音の種類と特徴については配布資料および1年後期で学習した教科書本間慎治編著:改訂機能性構音障害p .50〜55も参考とする |
| 復習 | 90分: 長期の言語臨床における時期毎の問題点を見落とさないよう、配布資料と教科書を繰り返し読み知識を整理する |
| 授業内容 | Ⅶ.口蓋裂言語障害の検査法・評価診断法・治療法・表記法他 ・ テープによる口蓋裂音声聴取の演習 |
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| 個別目標 | 問題点の抽出しやすい検査語の選択、結果の評価法、不明瞭な音声言語の聴取や表記法等臨床の知識と技能を習得する。音声の聴取訓練は繰り返し行なって欲しい |
| 予習 | 90分:口蓋裂 に起因する共鳴と異常構音の種類と特徴は配布資料および1年後期で学習した教科書 本間慎治編著:改訂機能性構音障害p .50〜55も熟読して予習しておく |
| 復習 | 90分:対面講義の場合は、口蓋裂音声のテープを貸与するのでグループを組んで聴取訓練を行う。オンライン講義の場合は授業中に行う予定。 |
| 授業内容 | Ⅷ.舌の発生不全による構音障害、口腔腫瘍術後の構音障害 |
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| 個別目標 | 無舌症、小舌症、巨舌症例から構音器官としての舌の機能および構音の特徴、代償機能の活用法を学ぶ。舌癌、上顎癌、下顎癌、咽頭癌術後例からは構音障害の特徴、治療経過、代償機能の活用を学ぶ。その過程から、医学およびその他関連領域の専門家と言語聴覚士の連携の重要性と意義を学習する |
| 予習 | 90分:各自で図書室の蔵書から、舌の発生、機能、筋肉、神経について調べておく事 |
| 復習 | 90分:構音器官としての舌の役割を整理する、代償機能の意義を考える |
| 授業内容 | 舌の発生不全および口腔腫瘍術後の構音障害のまとめ、講義の総括、国家試験の過去の問題を考える |
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| 個別目標 | 質疑応答形式で講義の総括をする、過去の国家試験問題の傾向を知る |
| 予習 | 90分:1回から7回の講義の再学習をして質問を考えておく |
| 復習 | 90分:器質性構音障害について各自で総括をする |
| 試験実施月日 | 6月実施予定 |
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| 評価の基準・方法 | 定期試験90%、授業時の小テスト10%として総合評価する. |
| 教科書 | 日本聴能言語士協会講習会実行委員会編集 :アドバンスシリーズコミュニケーション障害の臨床6 口蓋裂・構音障害. 協同医書出版社,2001. |
| 参考書・参考資料 | 本間慎治編著: 言語聴覚療法シリーズ7 改訂機能性構音障害. 建帛社,2012. |
| 受講要件 | |
| コメント | 疑問点は授業中に解決する |
| オフィスアワー | 授業後対応します |
