鍼灸診察概論

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授業コードa232045
科目分野専門
科目名鍼灸診察概論
科目責任者兼森 史峻
実務経験

2011年はり師・きゅう師免許を取得。
2011年から2年間、鍼灸整骨院に勤務。高齢者を中心に様々な世代の肩こり、腰痛、膝痛などの慢性的な疾患に対する鍼灸臨床に従事。
2015年から1年間、朝日医療専門学校広島校に勤務。2016年から現在まで朝日医療大学校に勤務し、附属治療院にて外来の患者への施術も行っている。
鍼灸整骨院および附属治療院での施術は、患者の訴える症状が何により起こっているのかを推察するために徒手検査や関節可動域検査を行い、正確に原因に対する施術が行えるよう努めている。

配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午前コース
授業方法講義
曜日・時限時間割に準ずる
単位数1
時間数30
授業概要

鍼灸施術において、刺鍼・施灸する対象(経穴、筋など)を決めるためには、患者の病態を把握することが必要である。また、施術効果を上げるためにも重要となる。当然であるが、症状と関係のない場所への施術は効果が期待できず、逆に患者への負担を強いることになりかねない。正確な情報を得るためには、正しい検査方法を知る必要がある。また、どのような訴えがある時に、どの検査をすればよいかを判断できなければならない。
この授業では、患者の病態を把握するための手段となる検査について学習する。検査の種類として徒手検査、脳神経検査、関節可動域検査、徒手筋力検査、反射検査などがあり、特に徒手検査の方法や意義などについて学ぶ。
この授業で学習した検査は、「鍼灸応用実習Ⅱ」で実践する。

一般学習目標 GIO

1.各徒手検査の検査目的が理解できる。
2.各徒手検査の陽性になる疾患が答えられる。
3.脳神経検査の異常所見が理解できる。


授業計画
【第1回】
授業内容

診察の流れ
血圧測定
頚部の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:ジャクソンテスト、スパーリングテスト、イートンテスト〕

個別目標

血圧の測定方法が理解できる。
各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。

予習

脊柱の構造を確認する。
頚部の筋、脈管、神経を確認する。
各徒手検査の実施方法を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第2回】
授業内容

頚部の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:モーリーテスト、ライトテスト、アレンテスト、アドソンテスト、エデンテスト、ルーステスト〕

個別目標

各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。
徒手検査が陽性となる主な疾患の特徴を理解する。

予習

頚部の筋、脈管、神経を確認する
各徒手検査の実施方法を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第3回】
授業内容

肩の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:ストレッチテスト、ヤーガソンテスト、スピードテスト、ペインフルアークサイン、ドロップアームテスト、ダウバーンテスト、インピンジメントテスト、リフトオフテスト〕

個別目標

各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。
徒手検査が陽性となる主な疾患の特徴を理解する。

予習

肩の構造、筋、脈管、神経を確認する。
各徒手検査の実施方法を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第4回】
授業内容

上肢の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:チェアテスト、手関節背橈屈テスト〔コーゼンテスト、トムゼンテスト〕、中指伸展テスト、アイヒホッフ、ファレンテスト、フローマン徴候、ティネル徴候(チネル徴候)〕

個別目標

各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。
徒手検査が陽性となる主な疾患の特徴を理解する。

予習

上肢の構造、筋、脈管、神経を確認する。
各徒手検査の実施方法を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第5回】
授業内容

腰背部の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:ニュートンテスト、ゲンスレンテスト、パトリックテスト、トレンデレンブルグ徴候、椎間関節圧迫テスト〕

個別目標

各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。
徒手検査が陽性となる主な疾患の特徴を理解する。

予習

腰背部の構造、筋、脈管、神経を確認する。
各徒手検査の実施方法を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第6回】
授業内容

腰背部の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:SLR、FNS、ケンプテスト、K‐ボンネットテスト、エリーテスト、トーマステスト〕

個別目標

各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。
徒手検査が陽性となる主な疾患の特徴を理解する。

予習

各徒手検査の実施方法を調べる。
陽性になる疾患の症状を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第7回】
授業内容

膝の徒手検査・陽性になる疾患
〔徒手検査:膝蓋跳動、膝蓋骨圧迫テスト、アプレイテスト、マックマレーテスト、外反・内反ストレステスト、前方引き出しテスト、後方押し込みテスト、グラスピングテスト、トンプソンテスト〕

個別目標

各徒手検査の検査の目的が理解できる。
各徒手検査の陽性になる所見が答えられる。
徒手検査が陽性となる主な疾患の特徴を理解する。

予習

膝の構造、筋、脈管、神経を確認する。
各徒手検査の実施方法を調べる。(20分)

復習

各徒手検査の検査目的、陽性所見の意義、陽性になる疾患をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第8回】
授業内容

関節可動域検査

個別目標

関節可動域検査を実施する際の注意点を理解する。

予習

主な関節可動域検査の方法を調べる。(20分)

復習

関節可動域検査の方法をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第9回】
授業内容

徒手筋力検査

個別目標

徒手筋力検査を実施する際の注意点を理解する。

予習

主な徒手筋力検査の方法を調べる。(20分)

復習

徒手筋力検査の方法をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第10回】
授業内容

反射検査

個別目標

腱反射の検査方法と正常な反応が理解できる。
病的反射の検査方法と陽性反応が理解できる。

予習

主な腱反射と病的反射の方法を調べる。(20分)

復習

腱反射、病的反射の方法と反応をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第11回】
授業内容

脳神経(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅵ)の検査

個別目標

各検査の方法と異常所見が理解できる。

予習

嗅神経、視神経、動眼神経、滑車神経、外転神経の作用を調べる。(20分)

復習

各検査の方法と異常所見をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第12回】
授業内容

脳神経(Ⅴ・Ⅶ・Ⅷ)の検査

個別目標

各検査の方法と異常所見が理解できる。

予習

三叉神経、顔面神経、内耳神経の作用を調べる。(20分)

復習

各検査の方法と異常所見をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第13回】
授業内容

脳神経(Ⅸ・Ⅹ・Ⅺ・Ⅻ)の検査

個別目標

各検査の方法と異常所見が理解できる。

予習

舌咽神経、迷走神経、副神経、舌下神経の作用を調べる。(20分)

復習

各検査の方法と異常所見をまとめる。
Moodleの問題を解答し、その内容を覚える。(25分)

【第14回】
授業内容

まとめと解説

個別目標

各検査の要点が理解できる。

予習

徒手検査の陽性になる疾患を確認する。
脳神経検査の異常所見を確認する。(20分)

復習

各検査の要点をまとめる。(25分)

【第15回】
授業内容

復習

個別目標

第1~14回までの講義で学習した内容が理解できる。

予習

第1~14回までの講義で学習した内容の要点を確認する。(20分)

復習

第1~14回までの講義で学習した内容についての国家試験関連問題の解説を作成する。(25分)

試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

Moodle上の問題(10%)、期末試験(90%)により評価する。

教科書

「臨床医学総論 第2版」医歯薬出版株式会社
「リハビリテーション医学 第4版」医歯薬出版株式会社

参考書・参考資料

「図解 鍼灸療法技術ガイドⅠ 鍼灸臨床の場で必ず役立つ実践のすべて」文光堂
「病気がみえる」メディックメディア
「ベッドサイドの神経の診かた 改訂18版」南山堂
「神経診察クローズアップ 正しい病巣診断のコツ 改訂第2版」メジカルビュー社

受講要件
コメント

各検査の方法や意義を理解するためには、骨、筋、神経の基本的な構造や作用の知識が必要となる。その上で、2年次に行う臨床医学各論・総論の知識も必要となるため、講義内容をしっかり整理することが望ましい

オフィスアワー

授業終了後、教室にて受けつける。