鍼灸応用実習Ⅳ

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授業コードa232064
科目分野専門
科目名鍼灸応用実習Ⅳ
科目責任者小寺 凌
実務経験

2015年はり師・きゅう師免許取得。
2015年~2019年、大阪の鍼灸院にて勤務。
鍼灸院では主に舌診・腹診・脈診など東洋医学的問診を用いて、神経・筋疾患、呼吸器、消化器系、内分泌疾患、代謝栄養疾患・婦人科系疾患などに対する鍼灸治療を行い、小児鍼法や高齢者に対する鍼灸治療も行う。
2022年より朝日医療大学校に勤務し附属治療院にて治療を行う。

配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午前コース
授業方法実習
曜日・時限時間割に準ずる
単位数1
時間数30
授業概要

四診法とは望診、聞診、問診、切診の4つの診断法を統合したものであり、この四診法をもとに「証」を決め、治療を行う。診察者は患者に質問したり、五感を駆使したり、患者の見た目や動きなどを診て状態を観察するため、それら治療に必要な情報を効率的に収集できる能力と、患者それぞれについて的確な治療方法を採用できる知識を学んでいく。

一般学習目標 GIO

望診(望神・舌診)の診察を的確に行うことできる。
聞診(声診)の診察を的確に行うことができる。
問診(十問診)を正確に進めることができる。
切診(脈診・腹診・募穴診・背候診)を正確に行うことができる。


授業計画
【第1回】
授業内容

第1節 望診
望神(顔面診、五色診)
新版 東洋医学概論 教科書p202~204

個別目標

顔面診、有神・無神・仮診の特徴、違いが理解できる。患者の顔面や皮膚の色からその色と関連する臓腑を推察できる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p202の表4-1望神を確認することと、五臓と五色の五行色体を確認し、色に偏った病証を確認する。(15分)

復習

自分の顔で顔面診を行い、病証の推察を行う。(30分)

【第2回】
授業内容

第1節 舌診①
舌質(舌神、舌色、舌形、舌態、舌下脈絡)
新版 東洋医学概論 教科書p205~209

個別目標

正常な舌の特徴が理解できる。
舌質を観察し、気血津液や臓腑の状態を推察することができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p205~209を読み、舌の各部名称、臓腑配当の確認と舌色、舌形、舌態それぞれの内容と気血津液・臓腑の状態を確認する。(15分)

復習

自分の舌で舌質の舌診を行い、病証の推察を行う。(30分)

【第3回】
授業内容

第1節 舌診②
舌苔(苔色、苔質)
新版 東洋医学概論 教科書p209~210

個別目標

舌苔を観察し、正気の盛衰や病邪の性質を推察することができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p209~210を読み、苔色、苔質の内容、特徴を確認する。(15分)

復習

自分の舌で舌苔の舌診を行い、病証の推察を行う。(30分)

【第4回】
授業内容

第2節 聞診
声診(五音、五声)呼吸、発語、異常音、気味
新版 東洋医学概論 教科書p213~218

個別目標

患者から出る発語時の音声、呼吸音や異常音を聞いて診察することが理解できる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p213~218を読み、表4-4五音・五声の確認と呼吸音、異常音の内容と病証を確認する。(15分)

復習

呼吸、発語、異常音でみられる症状、名称、原因を復習する。(30分)

【第5回】
授業内容

第3節 問診①
問診の進め方
主訴(原因、経過、部位、性状、程度、誘発因子、随伴症状)
新版 東洋医学概論 教科書p219~222

個別目標

患者に質問をし、得られた情報から心身の状態を知ることができる。
患者に主訴の確認をして、それに関連する事項を質問することができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p219~222を読み、問診の進め方を確認する。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の問診を行い、主訴の原因、経過、部位、性状、程度、誘発因子、随伴症状を聴取しまとめる。(30分)

【第6回】
授業内容

第3節 問診②
基本的問診事項(寒熱、飲食、睡眠、二便、情志、生活環境)
新版 東洋医学概論 教科書p222~234

個別目標

主訴の内容に関わりなく、常に確認すべき基本的問診事項を聴取することができる。
患者の状態、病邪の性質や正気の盛衰の鑑別を行うことができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p222~234を読み、各項目の症状と原因の確認をする。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の問診を行い、基本的問診事項をまとめる。(30分)

【第7回】
授業内容

第3節 問診③
その他の問診事項(身体各部位の症状、汗、疼痛、女性)
新版 東洋医学概論 教科書p234~246

個別目標

各部位に現れる愁訴ならびにその性質を確認することができ、病変のある臓腑や経絡の病態を推察することができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p234~246を読み、症状と関連する臓腑、病証を確認する。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の問診を行い、身体各部位の症状、汗、疼痛、女性の問診事項をまとめる。(30分)

【第8回】
授業内容

第3章 問診④
第5回~7回まとめ
問診の進め方、十問診
新版 東洋医学概論 教科書p219~246

個別目標

第5回から第7回までで学んだ内容を用いて患者に質問をし、患者の主訴を確認をして、それに関連する事項をまとめることができる。

予習

第5回~7回の授業資料、メモなどを確認する。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の問診を行い、十問診をまとめる。(30分)

【第9回】
授業内容

第4節 切診
腹診(難経系腹診、傷寒論系腹診)
新版 東洋医学概論 教科書p249~254

個別目標

難経系腹診と傷寒論系腹診の違いが理解でき、それぞれの症状と特徴の判別ができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p249を読み、切診で得られる反応の確認をする。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の腹診を行い、それぞれ反応点をまとめる。(30分)

【第10回】
授業内容

第4節 切診
切経 経穴診(募穴診)
新版 東洋医学概論 教科書p254~255
新版 経絡経穴概論 教科書p12

個別目標

募穴診を用いて臓腑の異常の診断や募穴を用いた臓腑の治療を行うことができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p12を読み、各臓腑の募穴とその取穴部位を確認する。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人に募穴診を行い、どの臓腑に異常があるかまとめる。(30分)

【第11回】
授業内容

第4節 切診
切経 経穴診(背候診)
新版 東洋医学概論 教科書p254~255
新版 経絡経穴概論 教科書p12

個別目標

背候診を行い、背部兪穴を用いて臓腑の診断や治療を行うことができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p12を読み、各臓腑の背部兪穴とその取穴部位を確認する。(15分)

復習

家族か友人の背候診を行い、それぞれの反応点をまとめる。(30分)

【第12回】
授業内容

第4節 切診
脈診(寸口診法、脈状診)
新版 東洋医学概論 教科書p255~262

個別目標

寸口診法について理解できる。
脈状診を用いて、平脈と病脈が理解できる。
二十八脈の脈形と主病証が理解できる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p262を読み、二十八脈の脈形と主病証の確認をする。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人に脈診を行い、病証をまとめる。(30分)

【第13回】
授業内容

第4節 切診
脈診(六部定位比較脈診)
新版 東洋医学概論 教科書p263~264

個別目標

六部定位比較脈診を用いて、臓腑、経絡の異常判別ができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p263~264を読み、六部定位の浮位、沈位の臓腑配当を確認する。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の六部定位比較脈診を行い、臓腑、経絡に異常を推察しまとめる。(30分)

【第14回】
授業内容

まとめと解説

個別目標

第1回~13回で行った内容を用いて問診を行うことができる。

予習

第1回~13回までの内容の確認。(15分)

復習

四診(望診、聞診、問診、切診)を行い患者のカルテ作成を行う。(30分)

【第15回】
授業内容

第5節 四診合参
新版 東洋医学概論 教科書p266

個別目標

四診で得られた情報を総合的に判断して四診合参を行い、正確な弁証を行うことができる。

予習

新版 東洋医学概論 教科書p266を読み、図4-8を確認する。(15分)

復習

自分あるいは家族か友人の四診合参を行い、総合的に分析、判断を行い、弁証をまとめる。(30分)

試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

小テスト(15%)、期末試験(85%)として評価する。

教科書

新版 東洋医学概論 東洋療法学校協会編

参考書・参考資料

基本としくみがよくわかる 東洋医学の教科書 ナツメ社

受講要件
コメント
オフィスアワー

授業後、教室にて。