リハビリテーション医学

cft format=16     
授業コードs235022
科目分野専門基礎
科目名リハビリテーション医学
科目責任者有本 若菜
実務経験
配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限木曜1限
単位数1
時間数30
授業概要

リハビリテーションに関連する各疾患の定義、症状及び評価方法について学習する。また、臨床におけるリハビリテーション職員としての介入方法も理解する。更に、多職種連携の観点から医療従事者の業務内容を把握する。

一般学習目標 GIO

医療従事者の一員としてコメディカルが行うアプローチ法を疾患ごとに整理して理解する。


授業計画
【第1回】
授業内容

リハビリテーション医学の概要
リハビリ構成メンバーについて

個別目標

リハビリテーション構成メンバーの職種と職務内容を理解する。

予習

教科書P.2~3を読む。リハビリテーション構成メンバーについて情報収集する(15分)。

復習

リハビリテーション構成メンバーの役割をまとめる(30分)。

【第2回】
授業内容

リハビリテーションがめざすもの
ADLの評価について

個別目標

医学的リハビリテーションの対象について理解する。
ADLの評価法について理解する。

予習

教科書P.4~5を読む。医学的リハビリテーションの対象疾患について調べる(15分)。

復習

バーセルインデックス(BI)、機能的自立度評価法(FIM)について理解する(30分)。

【第3回】
授業内容

リハビリテーションの流れ

個別目標

急性期・回復期・生活期・終末期について各ステージにおけるリハの目標について理解する

予習

教科書P.5~11を読む(15分)。

復習

急性期・回復期・生活期・終末期における言語聴覚士の役割を考える。(30分)。

【第4回】
授業内容

国際生活機能分類(ICF)について。

個別目標

ICFについて理解する

予習

P.12~13を読む。

復習

ICFに基づく言語聴覚療法について考える。(30分)。

【第5回】
授業内容

脳卒中に対するリハビリテーションの理解(総論)

個別目標

脳卒中の基本的知識、評価項目や評価の流れを理解する。

予習

P.18~28を読む(15分)。

復習

脳卒中で使用される評価スケールについて理解する

【第6回】
授業内容

脳出血・脳梗塞に対するリハビリテーションの理解

個別目標

脳出血・脳梗塞に対する知識を学ぶ。

予習

P29~49を読む。

復習

P29、P41のサマリーマップをみて説明できない単語について調べる。

【第7回】
授業内容

くも膜下出血に対するリハビリテーションの理解

個別目標

くも膜下出血に対する知識を学ぶ。

予習

p50~57を読む。

復習

p50のサマリーマップをみて説明できない単語について調べる。

【第8回】
授業内容

神経筋疾患(筋萎縮性側索硬化症)に対するリハビリテーションの理解

個別目標

神経筋疾患に対するリハビリテーション関連(疾患概要、障害像、評価法、アプローチ、リスク管理)の知識を学ぶ。

予習

P.68~73を読む(15分)。

復習

P68のサマリーマップをみて各専門用語の説明ができない単語を調べる(30分)。

【第9回】
授業内容

神経筋疾患(背髄小脳変性症、多発性硬化症)に対するリハビリテーションの理解

個別目標

神経筋疾患に対するリハビリテーション関連(疾患概要、障害像、評価法、アプローチ、リスク管理)の知識を学ぶ。

予習

P.74~90を読む(15分)。

復習

P74、P85のサマリーマップをみて各専門用語の説明ができない単語を調べる(30分)。

【第10回】
授業内容

神経筋疾患(パーキンソン病、パーキンソン症候群)に対するリハビリテーションの理解

個別目標

パーキンソン病、パーキンソン症候群に対するリハビリテーション関連(疾患概要、障害像、評価法、アプローチ、リスク管理)の知識を学ぶ。

予習

P.91~103を読み上記神経筋疾患の特徴を知る(15分)。

復習

p91のサマリーマップをみて各専門用語の説明ができない単語を調べる(30分)。

【第11回】
授業内容

代表的運動器疾患(高齢者に多い骨折やその他の運動器疾患)と背髄損傷に対するリハビリテーションの理解

個別目標

運動器疾患と背髄損傷による障害概要とリハビリテーションの概要を学ぶ。

予習

P.104~110、p.240~249の上記疾患の箇所を読み運動器疾患の特徴を知る(15分)。

復習

P104、P204のサマリーマップを見て各専門用語の説明ができない単語を調べる。(30分)

【第12回】
授業内容

癌疾患(脳腫瘍、咽頭・喉頭癌中心)に対するリハビリテーションの理解

個別目標

癌疾患に対するリハビリテーション関連(疾患概要、障害像、評価法、アプローチ、リスク管理)の知識を学ぶ。

予習

P.211~231の癌疾患の箇所を読み脳腫瘍や咽頭・喉頭癌・頭頸部癌等の特徴を知る(15分)。

復習

p>脳腫瘍や咽頭・喉頭癌・頭頸部癌等に対するリハビリテーションの方法を調べる(30分)。

【第13回】
授業内容

廃用症候群に対するリハビリテーションの理解

個別目標

廃用症候群を呈しやすい疾患や状態、リスク、予防方法などを知る。

予習

P.232~239を読み廃用症候群の特徴を知る(15分)。

復習

廃用症候群を呈しやすい状態、部位、対応方法を調べ、レポートを提出する(30分)。

【第14回】
授業内容

認知症に対するリハビリテーション

個別目標

認知症に対するリハビリテーション内容を学ぶ。

予習

P.395~401、p467~470を読み認知症の中核的症状や周辺症状を知る(15分)。

復習

認知症の病態、中核症状とBPSDについてまとめる(30分)。

【第15回】
授業内容

定期試験と解説

個別目標

定期試験内容を復習し、国家試験の過去問を適切に解答できるようにする

予習

定期試験に向けて、教科書、授業資料などを確認する(15分)。

復習

定期試験の解説を振り返り、リハビリテーション医学の要点をまとめる(30分)。

試験実施月日
評価の基準・方法

定期試験100点満点中60点以上を合格とする。再試験は1回行うものとする。

教科書

リハビリテーションビジュアルブック第2版2018年 学研メディカル秀潤社

参考書・参考資料
受講要件
コメント

リハビリテーションに関わる上では、医学的知識が重要です。医学的知識を確かなものにすることで、リスク管理や症状の観察に役立ちます。また、他職種連携では、お互いの職種の業務内容を把握しておくことも必要です。

オフィスアワー

火曜日、木曜日