言語発達学

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授業コードs235042
科目分野専門基礎
科目名言語発達学
科目責任者有本 若菜
実務経験

総合病院にて小児の言語聴覚療法に5年携わる。その臨床経験もふまえ子供の言語発達の流れについて話をします。

配当年次1年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限木曜2限
単位数1
時間数30
授業概要

「ことば」を獲得する流れを、姿勢・運動・認知・情緒・社会性といった他の発達と合わせて学習する。

一般学習目標 GIO

①子供の正常発達の流れが理解できる 
②月齢・年齢を聞けば大まかな発達が理解できる、もしくは子供を観察することにより月齢・年齢を答えることができる 
③言語発達の流れを理解できる


授業計画
【第1回】
授業内容

言語発達学とは/概要

個別目標

子供の正常発達の流れについて理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

子供の発達について大まかな流れを復習する(30分)

【第2回】
授業内容

言語発達に関する諸理論

個別目標

学習説・生得説・認知説・社会相互作用説について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

各理論についての復習を行い、各理論の説明ができるようにする(30分)

【第3回】
授業内容

小テスト
前言語期の発達/0か月~4か月

個別目標

全身運動、手指操作、言語・認識、自我社会性の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

0~4か月の発達の流れを復習しその特徴が説明できるようにする(30分)

【第4回】
授業内容

小テスト
前言語期の発達/5ヵ月~8か月

個別目標

全身運動、手指操作、言語・認識、自我社会性の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

5~8か月の発達の流れを復習しその特徴が説明できるようにする(30分)

【第5回】
授業内容

小テスト
前言語期の発達/9~11か月

個別目標

全身運動、手指操作、言語・認識、自我社会性の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

9~11か月の発達の流れを復習しその特徴が説明できるようにする(30分)

【第6回】
授業内容

小テスト
幼児期の発達/1歳児

個別目標

全身運動、手指操作、言語・認識、自我社会性の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

1歳児の発達の流れを復習しその特徴が説明できるようにする(30分)

【第7回】
授業内容

小テスト
幼児期の発達/2歳~3歳児

個別目標

全身運動、手指操作、言語・認識、自我社会性の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

2~3歳児の発達の流れを復習しその特徴が説明できるようにする(30分)

【第8回】
授業内容

小テスト
幼児期の発達②/4~6歳児

個別目標

全身運動、手指操作、言語・認識、自我社会性の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

4~6歳児の発達の流れを復習しその特徴が説明できるようにする(30分)

【第9回】
授業内容

小テスト
学童期の言語発達

個別目標

学習言語について、特に幼児期の言語発達との違いについて理解をする

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

学童期の言語発達の特徴について復習をする(30分)

【第10回】
授業内容

小テスト
知覚・表出の発達、語彙発達

個別目標

知覚・表出の発達および語彙発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

音韻発達・語彙発達について復習をする、教科書p36~43を読む(30分)

【第11回】
授業内容

小テスト
文法発達

個別目標

文法発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

文法発達について復習をする、教科書p50~57を読む(30分)

【第12回】
授業内容

小テスト
談話(会話・ナラティブ)構造の発達

個別目標

談話の発達について理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

談話の発達について復習をする、教科書P60~63を読む(30分)

【第13回】
授業内容

小テスト
読み書きの発達

個別目標

萌芽的リテラシー・音韻意識・学童期の読み書きについて理解する

予習

授業資料に目を通す(15分)

復習

読み書きの発達について復習をする、教科書p64~67を読む(30分)

【第14回】
授業内容

まとめ
国家試験対策

個別目標

過去10年の過去問を解き、言語発達学に対する理解を深める

予習

過去問に取り組む(15分)

復習

授業で実施した国家試験過去問を解きなおす(30分)

【第15回】
授業内容

定期試験と解説

個別目標

定期試験内容を復習し、国家試験の過去問を適切に解答できるようにする

予習

授業資料や教科書(p26~67)を用いた試験勉強(30分)

復習

試験で解けなかった問題や分からなかった単元を再度復習する(15分)

試験実施月日
評価の基準・方法

前回の授業内容について小テストを実施。小テスト(40%)、定期テスト(60%)として算定した結果が100点満点中の60点以上を合格とする。

教科書

岩立 志津夫編 「よくわかる言語発達 改訂新版」 ミネルヴァ書房 2017

参考書・参考資料

石田 宏代編「言語聴覚士のための言語発達障害学 第2版」医歯薬出版株式会社 2016

受講要件
コメント

子供の発達をDVDなどの視覚的資料も用いながら学習していきます。発達の様子をイメージするために可能であればU-tubeなどの動画を積極的に活用していただければと考えます。また前回の授業内容についての確認を深めるために授業開始後に小テストを行います。小テストの結果も最終評価に加味しますので、毎回復習もお願いします。

オフィスアワー

授業終了後、教室にて質問を受け付けます。