運動障害性構音障害1

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授業コードs235064
科目分野専門
科目名運動障害性構音障害1
科目責任者中西 幸生
実務経験

回復期リハビリテーション病院にて4年間、総合病院にて6年間、言語聴覚士として実際の運動障害性構音障害の患者に対しリハビリテーションを行ってきた。この講義では基礎知識のみならず、臨床的観点も踏まえ授業を行います。

配当年次1年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限月・4限
単位数1
時間数30
授業概要

成人領域の病院臨床では、必ずと言っていいほど、運動障害性構音障害によりコミュニケーションに制限を呈した患者が存在する。言語聴覚士には、この運動障害構音障害に対応できる能力が期待される。この講義の目標は運動障害性構音障害の患者に対応できる能力を得ることであり、そのため、運動障害性構音障害の基礎知識として、その定義の理解、ことばの音を産出するメカニズム、発声発語に関する器官の構造や機能、運動障害性構音障害の症状や分類について学修する。この講義は基礎医学の分野から始まり、臨床神経学、リハビリテーション医学、神経系の解剖の知識を基礎とし、運動障害性構音障害2や運動障害性構音障害演習の講義へ続き、臨床実習に対応できる知識を学修する。

一般学習目標 GIO

運動障害性構音障害の定義を把握する。運動障害性構音障害を引き起こす原因疾患を把握する。障害のメカニズムとなる神経の障害を理解し、症状を把握する。運動障害性構音障害の分類が行えるようになる。


授業計画
【第1回】
授業内容

構音、構音障害、運動障害性構音障害とは

個別目標

運動障害性構音障害に対する臨床の流れと知識の整理を行う。運動障害性構音障害の定義の概要を理解する。

予習

教科書p.2~5を一読し、p.4にある定義の文章を確認しておく。(15分)

復習

運動障害性構音障害の定義を教科書の文章通りのまま覚える。(30分)

【第2回】
授業内容

運動障害性構音障害の定義とその種類

個別目標

運動障害性構音障害の種類とその原因が列挙できる。

予習

教科書p.3と神経系の授業資料から上位運動ニューロン、下位運動ニューロン、錐体路、錐体外路、運動麻痺、運動失調、不随意運動、発声発語器官を再学習しておく。(15分)

復習

運動障害性構音障害の6+1種類とその原因について説明できるまで覚える。(30分)

【第3回】
授業内容

錐体路・錐体外路系疾患1

個別目標

脳血管障害、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病・パーキンソンニズム、脊髄小脳変性症について知る。

予習

教科書p.6~8をよく読み、上位運動ニューロンに関連する疾患名を確認する。(15分)

復習

上位運動ニューロン疾患について表にまとめる。(30分)

【第4回】
授業内容

錐体路・錐体外路系疾患2

個別目標

脳血管障害、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病・パーキンソンニズム、脊髄小脳変性症について知る。

予習

教科書p.6~8をよく読み、上位運動ニューロンに関連する疾患名を確認する。(15分)

復習

上位運動ニューロン疾患の特徴と運動障害性構音障害の関係についてまとめる。(30分)

【第5回】
授業内容

下位運動ニューロン疾患1

個別目標

ギラン・バレー症候群、単ニューロパチー、ワレンベルグ症候群、重症筋無力症、筋ジストロフィー、ミトコンドリア脳筋症について知る。

予習

教科書p.9~11をよく読み、下位運動ニューロンに関連する疾患名を確認する。(15分)

復習

下位運動ニューロン疾患について表にまとめる。(30分)

【第6回】
授業内容

下位運動ニューロン疾患2

個別目標

ギラン・バレー症候群、単ニューロパチー、ワレンベルグ症候群、重症筋無力症、筋ジストロフィー、ミトコンドリア脳筋症について知る。

予習

教科書p.9~11をよく読み、下位運動ニューロンに関連する疾患名を確認する。(15分)

復習

下位運動ニューロン疾患の特徴と運動障害性構音障害の関係についてまとめる。(30分)

【第7回】
授業内容

症状と検査方法と診断とリハビリテーション1

個別目標

症例の音声から、どのような症状が生じているのか想像し、他者と現在の自らの視点について共有する。

予習

教科書p.12~15をよく読み、表1-3に何がかかれているのか把握する。(15分)

復習

症例の音声を再度聴取し、運動障害性構音障害の症状について知る。(30分)

【第8回】
授業内容

症状と検査方法と診断とリハビリテーション2

個別目標

運動障害性構音障害の評価に必要な検査や評価の方法について知る。診断の流れについて知る。

予習

教科書p.12~15をよく読み、検査の種類について名前を把握する。(15分)

復習

運動障害性構音障害の診断の流れについて説明できるまで覚える。(30分)

【第9回】
授業内容

発声構音器官の構造(喉頭)

個別目標

喉頭についての構造、働き、神経筋の働きについて理解する。

予習

教科書p.33の図2-9を描画してみる。(15分)

復習

喉頭の模式図を描画し、各名称を記入できるようになる。(30分)

【第10回】
授業内容

発声構音器官の構造(内喉頭筋、外喉頭筋)

個別目標

内喉頭筋、外喉頭筋についての構造、働き、神経筋の働きについて理解する。

予習

教科書p.35の表2-2を書き写す。(15分)

復習

内喉頭筋に含まれる筋の種類とその作用を、何も見ずに全て書けるように覚える。(30分)

【第11回】
授業内容

発声構音器官の構造(声道、咽頭、口腔、口蓋帆)

個別目標

声道、咽頭、口腔、口蓋帆についての構造、働き、神経筋の働きについて理解する。

予習

教科書p.39~42の図2-17、18を描画してみる。(15分)

復習

付属管腔の構造を覚える。付属管腔の働きを口頭で説明する。(30分)

【第12回】
授業内容

発声構音器官の構造(下顎、舌、口唇)

個別目標

下顎、舌、口唇についての構造、働き、神経筋の働きについて理解する。

予習

教科書p.39~42の図2-19、20を描画してみる。(15分)

復習

付属管腔の構造を覚える。付属管腔の働きを口頭で説明する。(30分)

【第13回】
授業内容

発話機構

個別目標

発話に至るまでのメカニズムを知り、呼吸・発声の調節方法、声の強さと高さの調節方法について知る。

予習

教科書のp.44~57をを一読し、声の成立、声の調節、音の調節について把握する。(15分)

復習

声の成立について、発声が起こるための条件を覚え、声の強さと高さの調節方法を覚える。(30分)

【第14回】
授業内容

運動障害性構音障害の病態

個別目標

運動障害性構音障害の分類ができるようになるため、その症状を確認するための方法である聴覚的印象評価の項目を知り覚える。

予習

参考資料の聴覚的印象評価練習用のシートをみて用語を埋める。(15分)

復習

聴覚的印象評価を覚え、説明ができるようになる。(30分)

【第15回】
授業内容

定期試験と解説

個別目標
予習
復習

まとめで説明した内容において、把握できていない領域の教科書や資料を見直し、説明できるよう再学習する。(45分)

試験実施月日1月下旬実施予定
評価の基準・方法

復習内容に記述された項目について複数回提出する小レポート(10%)、定期試験(90%)、合わせて100点満点で評価する。

教科書

『言語聴覚士のための運動障害性構音障害』 (医歯薬出版株式会社)

参考書・参考資料

配布資料

受講要件
コメント
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月曜日~水曜日(16:20~17:20)、木曜日(16:20~19:30)