失語症演習1

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授業コードs252013
科目分野専門
科目名失語症演習1
科目責任者武村 紀裕
実務経験

臨床での失語症者に対して実施した総合失語症検査、掘り下げ検査の経験を生かし、臨床的工夫などを盛り込みながら本演習を行う。また、SLTA講習会に参加した留意事項の伝達も行う。

配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法演習
曜日・時限火曜4限目
単位数1
時間数30
授業概要

失語症1・2で得た知識を基にして、臨床現場で使用する失語症検査を学ぶ。本科目では特に使用頻度の高い、標準失語症検査(SLTA)の理論やその実施方法を中心に学ぶ。

一般学習目標 GIO

臨床実習までに、標準失語症検査(以下:SLTA)の準備・施行、その目的や評価方法、注意事項を把握し、模擬患者に対して実施できるようになる。結果から失語症やその背景症状も含め解釈し、SLTA検査報告書が作成できるようになる。


授業計画
【第1回】
授業内容

失語症検査一覧の紹介、標準失語症検査の概要について

個別目標

総合的失語症検査、掘り下げ検査一覧を知る。SLTAの概要(失語症検査の目的、下位検査項目の構成、成績の表示法、補足的検査)の内容を理解する

予習

SLTAマニュアルP.2~10を観て、標準失語症検査の目的や検査項目を知る(15分)。

復習

SLTAの目的を理解し、要点をまとめる(30分)。

【第2回】
授業内容

SLTAの標準化及び実施成績について

個別目標

失語症者に施行したSLTA結果を把握し、下位検査別得点と失語症タイプの特徴など併せて理解する。

予習

SLTAマニュアルP.12~22を観て、マニュアル作成時に実施した失語症群の成績を知る(15分)。

復習

下位検査別得点を観て、失語症の各タイプの特徴と照合し、各論の知識を振り返る(30分)。

【第3回】
授業内容

SLTAの実施法及び採点法について

個別目標

SLTAを実施するにあたっての全般的注意項目を理解する。信頼性のある検査結果の算出には、注意事項を必ず留意する必要があるため十分な理解を得る。

予習

SLTAマニュアルP.22~26を観て、実施時の全般的注意項目を知る(15分)。

復習

実施時の全般的注意項目を具体例を含めて振り返り、資料などに転記する(30分)。

【第4回】
授業内容

下位検査項目別実施法及び採点法(聴くのモダリティー:SLTA下位検査項目1~4)

個別目標

単語の理解~仮名の理解までの実施方法や採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.27~38を観て、聴くの実施方法の概要を知る(15分)。

復習

聴くの実施方法を学生同士で振り返り、円滑に施行できるように演習を繰り返す(30分)。

【第5回】
授業内容

下位検査項目別実施法及び採点法(話すのモダリティー:SLTA下位検査項目5~8)

個別目標

呼称~まんがの説明までの実施方法や採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.39~57を観て、話すの実施方法の概要を知る(15分)。

復習

呼称~まんがの説明までの実施方法を学生同士で振り返り、円滑に施行できるように演習を繰り返す(30分)。

【第6回】
授業内容

下位検査項目別実施法及び採点法(話すのモダリティー:SLTA下位検査項目9~13)

個別目標

文の復習~仮名単語の音読までの実施方法や採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.58~68を観て、話すの実施方法の概要を知る(15分)。

復習

文の復習~仮名単語の音読までの実施方法を学生同士で振り返り、円滑に施行できるように演習を繰り返す(30分)。

【第7回】
授業内容

下位検査項目別実施法及び採点法(話すのモダリティー:SLTA下位検査項目14~18)

個別目標

短文の音読~書字命令に従うまでの実施方法や採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.69~81を観て、話す、読むの実施方法の概要を知る(15分)。

復習

短文の音読~書字命令に従うまでの実施方法を学生同士で振り返り、円滑に施行できるように演習を繰り返す(30分)。

【第8回】
授業内容

下位検査項目別実施法及び採点法(話すのモダリティー:SLTA下位検査項目19~21)

個別目標

漢字単語の書字~まんがの説明までの実施方法や採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.82~94を観て、書くの実施方法の概要を知る(15分)。

復習

漢字単語の書字~まんがの説明までの実施方法を学生同士で振り返り、円滑に施行できるように演習を繰り返す(30分)。

【第9回】
授業内容

下位検査項目別実施法及び採点法(話すのモダリティー:SLTA下位検査項目22~26)

個別目標

仮名一文字の書取~計算までの実施方法や採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.95~107を観て、書く、計算の実施方法の概要を知る(15分)。

復習

仮名一文字の書取~計算までの実施方法を学生同士で振り返り、円滑に施行できるように演習を繰り返す(30分)。

【第10回】
授業内容

SLTA標準失語症検査の採点方法、プロフィールの記述方法

個別目標

採点基準、中止基準、各プロフィールの記述方法、検査上の留意点について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.108~117を観て、総合評価法の概要を知る(15分)。

復習

総合評価法の方法、プロフィールの記述方法を確認し、練習問題に取り組む(30分)。

【第11回】
授業内容

SLTA標準失語症検査の症例採点例

個別目標

SLTAマニュアルの症例1を用いて具体的な採点方法について理解する。

予習

SLTAマニュアルP.121~135を観て、症例1の記載例の概要を観る(15分)。

復習

症例1の記載例を再度確認し、採点方法の確認を行う(30分)。

【第12回】
授業内容

SLTA標準失語症検査の報告書の作成方法について

個別目標

SLTA標準失語症検査のレポート作成の方法を学ぶ。

予習

SLTAの報告書に必要な内容を資料より確認する(15分)。

復習

SLTAの報告書の記載方法の確認と採点レポートの提出を行う(30分)。

【第13回】
授業内容

SLTA練習問題の実施、SLTA実施

個別目標

SLTAマニュアルの練習問題を解き、採点基準に従って適切に採点する。また、学生同士でSLTAを実施する。

予習

SLTA実施マニュアルを観て、SLTA演習に備える(30分)。

復習

SLTAの実施済みの項目の採点を行う(30分)。

【第14回】
授業内容

SLTA実施演習

個別目標

学生同士でSLTAを適切に実施する。

予習

SLTA実施マニュアルを観て、SLTA演習に備える(30分)。

復習

SLTAの総合評価のレポート作成する(30分)。*認知神経心理学的モデル使用すること

【第15回】
授業内容

SLTA実施演習

個別目標

学生同士でSLTAを適切に実施する。

予習

SLTA実施マニュアルを観て、SLTA演習に備える(30分)。

復習

SLTAの総合評価のレポート作成する(30分)。*認知神経心理学的モデル使用すること

試験実施月日
評価の基準・方法

演習時の対応力10点、レポート90点(2回)、合計60点以上で合格とする。再試験については、各レポートの修正1回行うことにする。

教科書
参考書・参考資料

標準失語症検査マニュアル

受講要件
コメント

SLTAは失語症に対して使用する頻度が高い神経心理学検査です。適切に実施できるように予習、復習を徹底しましょう。

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