成人聴覚障害

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授業コードs252029
科目分野専門
科目名成人聴覚障害
科目責任者堀田 修
実務経験

神戸市きこえとことばの教室で小児(一部成人)の聴覚障害、言語障害の臨床を22年間担当した。訓練や指導だけでなく、補聴器の選定や調整も行ってきた。また、必要に応じて、医療機関や子ども家庭センター等の関係機関との連携も行った。平成22年より、(社)兵庫県社会福祉事業団にて、地域を対象とした言語・聴覚相談事業を実施している。

配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限木曜2限・3限
単位数1
時間数15
授業概要

成人期の聴覚障害には、青年期から老年期まで幅広い年齢層があり、難聴の発症時期により言語獲得前、成人期、高齢期に分けられる。したがって、その影響や問題は、それぞれの置かれている状況やライフステージにより異なる。この講義により、成人聴覚障害者についての概要と援助方法について理解できる。

一般学習目標 GIO

それぞれの時期における難聴の特徴を学習し、対象者のライフステージを基にした援助方法について理解できる。更に聴覚補償機器による情報補償とその評価法、聴取レベルに応じた訓練法やコミュニケーションストラテジーについて理解できる。


授業計画
【第1回】
授業内容

成人難聴のリハビリテーションの概要(含オリエンテーション)

個別目標

授業の方向性について理解できる。そのうえで、理解の前提となる基礎知識について再確認できる

予習

1年で学習した「聴覚器官の構造・機能・病態」「耳鼻咽喉科学」の内容について、教科書やノートを確認しておく(30分)

復習

再確認した内容、今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第2回】
授業内容

成人難聴の評価

個別目標

医学的診断と聴覚・言語的診断の違い、面接・観察、質問紙の使用、難聴の程度、補聴効果の評価、視覚的補助手段、難聴と失聴の違い等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第3回】
授業内容

成人難聴の指導・支援(1)

個別目標

補聴と障害認識、聴覚補償機器の適合とコミュニケーション障害の改善、人工聴覚機器、超高齢化社会への対応、補聴器の公的扶助等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第4回】
授業内容

成人難聴の指導・支援(2)

個別目標

言語聴覚士と補聴器認定技能者、補聴器の導入教育・試聴後の評価、補聴器の限界、補聴器周辺機器、語音聴取訓練、要素的訓練と総合的訓練等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第5回】
授業内容

成人難聴の指導・支援(3)

個別目標

コミュニケーションストラテジー、書字の有効性、アサーティブな態度・セルフアドポカシー、ピュアカウンセリング等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第6回】
授業内容

成人難聴の指導・支援(4)

個別目標

両耳装用の有効性、脳と聴覚の可塑性、聴覚特別支援学校の教育内容とカウンセリング、紹介状・診療情報報告書のやりとり等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第7回】
授業内容

成人難聴の指導・支援(5)

個別目標

コミュニケーションストラテジー・読話・手話の訓練、加齢による難聴の特徴、加齢による難聴の発見と言語聴覚士の重要性等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行い、次回の小テストに備える(60分)

【第8回】
授業内容

国家試験対策

個別目標

成人聴覚障害の用語について理解し、説明をすることができる

予習

学習した用語について再確認しておく(30分)

復習

取り上げた問題を再度自分で説明し、理解が不充分な部分を確実にする。次回の定期試験に備える。(60分)

【第9回】
授業内容

定期試験

個別目標
予習
復習

理解できていない領域に関して教科書やノートを確認し、再学習する


試験実施月日12月初旬実施予定
評価の基準・方法

授業中の小テスト(30%)、定期試験(70%)として評価する。合格点に達しなかった学生への再試験は、1回実施する

教科書

城間将江他(編)「標準言語聴覚障害学 聴覚障害学」第3版1刷,医学書院,2021.

参考書・参考資料

喜多村健(編著)「言語聴覚士のための聴覚障害学」第1版15刷,医歯薬出版,2021.すでに絶版になっていますが、よくできた教科書です。基礎知識の勉強をする場合、複数の教科書を用いるとより深い学習ができます。なお、本校図書室に入れてあります。

受講要件
コメント

おそらく2コマ連続の講義になると思います。これまでの聴覚系科目の復習にもなる内容ですので、国試勉強を進めておくと理解しやすいように思います。講義開始前から、少しずつ進めておいてください。

オフィスアワー

講義の前後に、質問等を受付けます。