東洋医学

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授業コードr262001
科目分野専門基礎
科目名東洋医学
科目責任者三浦大貴
実務経験
配当年次2年  
開講期通年
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限時間割に準ずる
単位数1
時間数30
授業概要

東洋には西洋と異なる学問体系があり、その基盤の上で医術は発達した。
新たにICD-11に伝統医学の項目が創設され、東洋医学用語が医学の中で正式に国際標準化されたため、今後、医療現場で使用されることになる。それに備え東洋医学用語に多少なりともふれておく必要がある。そこで、陰陽論や五行説など使用頻度の高い用語について学習すると共に、東洋医学独自の生理観の理解を深める。
独自の理論と診断方法を有する東洋医学について、その成り立ちと基本的な概念を大まかに理解した上で、実際にどのように臨床に活用されているかを知る。また、自己体調管理に役立つ知識を身に着けるよう、実体験をもとに学習する。そして、鍼灸治療の適用範囲を知ることで、将来の看護業務において鍼灸師と協力し、患者が最適な療養生活が送れるよう調整役になるためのヒントを学ぶ。

一般学習目標 GIO

1.五行学説など東洋医学独自の生理観の存在を知る。
2.気・血・津液の主要な働きについて概要が説明できる。
3.主要な経穴が持っている治療的効果を知る。
4.東洋医学的診断のうち舌診を利用し、自身の体調が大まかに把握でき自己管理に役立てる。
5.他職種連携の際に医療スタッフの一人として鍼灸師を受け入れることができる。


授業計画
【第1回】
授業内容

ICD-11について(概要)・東洋医学の歴史:起源、発展・日本における東洋医学の歴史

個別目標

「ICD-11」の存在を知る。「黄帝内経」の成り立ちと日本への東洋医学の伝来について理解できる。

予習

予習30分:「黄帝内経」の編纂時期とそのころに時代背景をネット検索で調べる。

復習

復習15分:「医心方」をネット検索し、その概要を読む。

【第2回】
授業内容

東洋医学の思想:陰陽五行について

個別目標

「天人合一思想・陰陽学説・五行学説」の概要が分かる。

予習

予習20分:「五行思想」に関しネット検索し、その内容を読む。

復習

復習25分:五行の素材の位置関係を図で表記し、その関連性を思い起こす。

【第3回】
授業内容

東洋医学的治療:東洋医学的な人体の見方、治療原則、治療法

個別目標

「治未病・養生」について、その大切さを知る。

予習

予習15分:「全人的医療」の意味を調べる。

復習

復習30分:自身の体質を判断し養生法についてノートに書きとめる。

【第4回】
授業内容

東洋医学の生理・病理:気血津液、陰陽、五臓六腑1

個別目標

「気血津液」の働きを知り、相互関係が理解できる。

予習

予習30分:予め「気・血・津液」についてネットなどで調べ、概要を簡単にノートに書きとめておく

復習

習15分:気の作用について講義資料にて再度確認し覚える。

【第5回】
授業内容

東洋医学の生理・病理:気血津液、陰陽、五臓六腑2

個別目標

「気血津液」の働きが理解できる。「気血津液」の相互関係が説明できる。

予習

予習20分:前回の授業をもとに自身の気・血の状態を把握する。

復習

復習25分:血・津液の作用について講義資料にて再度確認し覚える。

【第6回】
授業内容

五臓六腑各論:肝、心、脾、肺、腎、三焦

個別目標

「五臓六腑」の概念と各臓腑の主要な働きの概要が分かる。

予習

予習5分:東洋医学で言う五臓六腑をリストアップする。

復習

復習40分:肝と脾と肺の生理と病理をノートに書き出し自分なりに整理する。

【第7回】
授業内容

経絡経穴概論:経絡の概念と経穴について

個別目標

「経絡」の役目(機能)を説明できる。

予習

予習30分:予め「経絡、経穴)についてネット検索し、その概要を読む

復習

復習15分:授業資料を基に経絡の機能をノートに書き出す。

【第8回】
授業内容

東洋医学理論

個別目標

「病因病機」の概要が理解できる。

予習

予習15分:「病因病機」の意味を調べる。

復習

復習30分:七情と関連臓腑をノートに書いて覚える。

【第9回】
授業内容

東洋医学的な診察について1

個別目標

望診・聞診・問診の内容が把握できる。自身の舌の状態を「舌診」の資料と照らし合わせながら判断できる。

予習

予習40分:予め「望聞問切」についてネット検索や図書室の専門書を用い概要を調べ、簡単にノートに書きとめておく。

復習

復習5分:次の日の朝、自身の舌を観察し体調を推察する。

【第10回】
授業内容

東洋医学的な診察について2・鍼灸治療体験

個別目標

「切診」の内容が把握できる。鍼灸治療を体験し、その効果を知る。

予習

予習30分:腹診に関し簡単に情報収集を行っておく。また、鍼灸治療に関しネット検索し、自身が受けてみたい治療内容を言えるよう準備しておく。

復習

復習15分:舌診に係る講義資料を読み返し、再度自身の舌の状態を観察する。

【第11回】
授業内容

急性疾患に対する東洋医学の運用

個別目標

症状に合わせた「郄穴」を3カ所押すことができる。

予習

予習15分:講義資料に目を通しておく。

復習

復習15分:授業で取り上げた経穴の位置を再確認する。

【第12回】
授業内容

慢性疾患に対する東洋医学の運用

個別目標

症状に合わせた「絡穴」を3カ所押すことができる

予習

予習15分:講義資料に目を通しておく

復習

復習15分:授業で取り上げた経穴の位置を再確認する。
復習30分:経穴の知識を実際の看護業務でどのように活用できるかアイデアをノートに記す。

【第13回】
授業内容

世界の伝統医学

個別目標

現存する主たる伝統医学を4つ言える。

予習

予習30分:時間があるときに図書室へ出向き、伝統医学の書籍を探し読んでみる。

復習

復習15分:授業で取り上げられた伝統医学の特徴を簡単にノートへまとめる。

【第14回】
授業内容

医薬品としての漢方・消化器系、代謝系の疾患における生薬の実際

個別目標

「漢方エキス剤」と「生薬」の違いが分かる。風邪、筋痙攣、むくみに対する生薬の適応を知る

予習

予習5分:ツムラのHPにアクセスし自身の気になる症状に合う漢方エキス製剤を検索し漢方名をノートに書きとめる https://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/

復習

復習40分:授業で取り上げられた症状に対する病院で行われている医療に関し、医師や教員などの有識者に聞いたりネットなどで調べたりし、西洋・東洋それぞれの良いところをクラスメイトと共に積極的にディスカッションにて比較検討する。

【第15回】
授業内容

まとめと解説

個別目標

東洋医学の良さに気付く。

予習

予習35分:授業の要点を整理し、必要な用語を覚える。要点など、何が大切なのかクラスメイトと話し合う。

復習

復習10分:東洋医学の良さを改めて考えてみる。

試験実施月日2027-01-22
評価の基準・方法

演習課題(30%)、確認テスト(30%)、筆記試験(40%)により評価する

教科書

なし(基本的にMoodleにて資料配布)

参考書・参考資料

鍼灸学【基礎編】(東洋医学出版社)
新版 東洋医学概論(医道の日本社:(公社)東洋療法学校協会編)

受講要件

特になし

コメント

この科目は1コマあたり基本的に45分程度の予習復習を要します。スムーズな学修に繋がるよう積極的に取り組んでください。
授業に係る補足情報はmoodleにより配信します。また、確認テストもmoodleで行いますので、定期的にアクセスし更新情報が無いか確認をしてください。

オフィスアワー

授業終了後、教室での対応を基本としますが、それ以外の曜日・時間帯でも予め yamaguchi@asahi.ac.jp へメールしアポイントを入れることにより対応可能です。