音響学

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授業コードs261028
科目分野専門基礎
科目名音響学
科目責任者小河 孝則
実務経験

岡山大学勤務時に「衛生管理者」,「衛生工学衛生管理者」及び「第1種作業環境測定士」等の国家資格免許を有し,岡山大学及び川崎医療福祉大学にて環境管理に関する教育・研究を行ってきた。

配当年次1年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限月曜2限
単位数1
時間数30
授業概要

音とは何かを物理的に理解し,言語聴覚士にとって必要な音響音声学の基礎的な知識及び応用方法を学ぶことをねらいとする。

一般学習目標 GIO

音響学についての基礎的,専門的用語を理解する。さらに騒音計等の音響分析機器やサウンドスペクトログラムの利用方法等が理解できることを目的とする。また、音響心理学的な考察も検討できることを目標とする。


授業計画
【第1回】
授業内容

物理学としての音とは何か

個別目標

音とは何か、音の強弱,高低,音色とは何かを学ぶ

予習

音とは何かについて学ぶ。(15分)

復習

音の3要素、強弱,高低,音色をノートにまとめる。(30分)

【第2回】
授業内容

物理学としての音の理解(その1:共鳴現象の理解)

個別目標

音の共鳴とその応用として開閉管の共鳴および発声聴音の共鳴について理解する

予習

共鳴とは何かについて学ぶ。(15分)

復習

開閉管の共鳴をノートにまとめる。(30分)

【第3回】
授業内容

物理学としての音の理解(その2:音の反射,屈折および回折)

個別目標

音の反射,音の屈折および音の回折を理解しその応用法を学ぶ

予習

反射,屈折,回折について学ぶ。(15分)

復習

音の反射,屈折をノートにまとめる。(30分)

【第4回】
授業内容

音の三要素についての単位や表示法の理解

個別目標

縦波,横波,気圧,音の強弱,高低の表示方法を学ぶ

予習

音の強弱,高低について学ぶ。(15分)

復習

dB,Hzをノートにまとめる。(30分)

【第5回】
授業内容

音響学におけるdB(デシベル)について

個別目標

dBの位置づけ,音響学でのdBについて学ぶ

予習

対数,指数について学ぶ。(15分)

復習

指数計算の実際、計算を行う。(30分)

【第6回】
授業内容

音圧,聴力,感覚としてのデシベルの位置づけ

個別目標

音圧レベル,聴力レベルや感覚レベルの利用法について学ぶ

予習

dBとは何かについて学ぶ。(15分)

復習

dB計算の実務、計算を行う。(30分)

【第7回】
授業内容

dBの算出方法

個別目標

音圧とdB算出法を学ぶ

予習

dB計算方法について学ぶ。(20分)

復習

指数,対数とdBの関係性について学ぶ。(25分)

【第8回】
授業内容

音響学から見た聴力

個別目標

オージオメータを利用して音響学と聴力との関係を学ぶ

予習

聴力野について学ぶ。(20分)

復習

フレッチャー・マンソン曲線について学ぶ。(25分)

【第9回】
授業内容

音響学から見た音の合成と音の分解

個別目標

サイン波,純音,複合音の成立と分解方法を学ぶ

予習

純音について学ぶ。(15分)

復習

フーリエ関数について学ぶ。(30分)

【第10回】
授業内容

音の分解方法

個別目標

数学上のフーリエ関数とフーリエ級数を検討する中で音の分解方法を学ぶ

予習

純音について学ぶ。(20分)

復習

複合音について学ぶ。(25分)

【第11回】
授業内容

音の経時変化をサウンドスペクトログラムにて学ぶ

個別目標

音響学上での各種の音のスペクトルを1/1,1/3オクターブ分析やFFT分及びサウンドスペクトログラムについて学ぶ

予習

音の分解について学ぶ。(20分)

復習

音のスペクトラムについて学ぶ。(25分)

【第12回】
授業内容

音のウンドスペクトログラム等について学び、さらにA/D変換に発展させる

個別目標

サウンドスペクトログラム、アナログ音とデジタル音について学ぶ

予習

サウンドスペクトログラムとCDについて学ぶ。(20分)

復習

アナログ音とデジタル音について学ぶ。(25分)

【第13回】
授業内容

標本化と量子化

個別目標

音の標本化と量子化を実習を通じて身近なものとして理解する

予習

音の時分割と標本化について学ぶ。(20分)

復習

サンプリングと標本化について学ぶ。(25分)

【第14回】
授業内容

音響学としての音声分析

個別目標

サウンドスペクトル図と声紋図について理解を深める

予習

声紋図について学ぶ。(15分)

復習

サウンドスペクトグラムと声紋図について学ぶ。(30分)

【第15回】
授業内容

定期試験と解説

個別目標
予習

期末試験と国家試験に向けて検討する(45分)

復習
試験実施月日2月予定
評価の基準・方法

期末試験を100%として判定する。合計100点満点中60点以上を合格とする。再試は1回のみ行うものとする。進捗状況を検討するために中間試験を行う可能性もある。

教科書

言語聴覚士の音響学入門 第2版(海文堂)

参考書・参考資料

"カッパブルーバックスシリーズ B1150 音のなんでも小事典(講談社) 
ナツメ社:図解雑学「音のしくみ」
講談社:「ゼロからはじめる音響学」"

受講要件

特にメーカーの指定はしないが,関数電卓の使用は必須事項である。早急に購入しあらかじめ利用方法を十分に理解しておくこと

コメント

一般的に,言語聴覚士は,言語や聴覚,音声,認知,発達,摂食・嚥下に関わる障害に対して,その発現メカニズムを明らかにし,検査と評価を実施し,必要に応じて訓練や指導,支援などを行う専門職であるとされている。その業務は、すなはち言語聴覚士にとって音の理解は避けて通ることは不可能であろう。本講義では音を物理的な側面から理解し,音響学としての理解を深めることを目的としている

オフィスアワー

授業時間終了後です。可能な限り予約を取ってください。