聴覚心理学

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授業コードs235041
科目分野専門基礎
科目名聴覚心理学
科目責任者堀田 修
実務経験

神戸市きこえとことばの教室で小児(一部成人)の聴覚障害、言語障害の臨床を22年間担当した。訓練や指導だけでなく、補聴器の選定や調整も行ってきた。また、必要に応じて、医療機関や子ども家庭センター等の関係機関との連携も行った。平成22年より、(社)兵庫県社会福祉事業団にて、地域を対象とした言語・聴覚相談事業を実施している。

配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限木曜3限
単位数1
時間数15
授業概要

1年次で受講した音響学の知識をもとに、ヒトが「音」を聞いた際、音がどのように知覚され、捉えられるのかという聴覚の心理学的側面についての基礎的事項を理解できる。またサウンドスペクトログラムについての基礎的事項を理解できる。なお授業回数の制約もあるため、特に国家試験で問われる内容について限定して講義する。

一般学習目標 GIO

聴力検査や補聴器フィッティング、人工内耳マッピングと関連する音圧レベル、聴力レベル、感覚レベル、エネルギのレベル(dB IL)、phon、A特性、ソーン、メルなどの用語について理解できる。他覚的聴力検査で用いられる短音の知覚について理解できる。
母音・子音の聞き取りの特性および音響的特性について理解できる。


授業計画
【第1回】
授業内容

基本的用語について

個別目標

音圧レベル、聴力レベル、感覚レベル、エネルギのレベル(dB IL)、phon、A特性について再確認する。それをもとに、主観的等価点、MAF、ソーン尺度、メル尺度、オクターブ感覚等について理解できる

予習

音響学で学習した用語について復習しておく(30分)

復習

再確認した内容、今回学習した内容についてのノート整理を行う(60分)

【第2回】
授業内容

短音の知覚について

個別目標

短時間スペクトル、過渡歪み、クリック音、トーンピップ、トーンバースト、ABRの検査音、トーンピッチ、クリックピッチ、加算的知覚等について理解できる。

予習

上記に関する領域を教科書等で確認しておく(30分)

復習

今回学習した内容についてのノート整理を行う(60分)

【第3回】
授業内容

ヒトの感覚の特性について、マスキングについて(1)

個別目標

フェヒナーの法則、対数、dB、スティーブンスの法則、べき乗、ウェーバーの法則(ウェーバー比)、弁別閾、SISI検査等について理解できる。マスカー、マスキー、S/N比、マスキングオージオグラム等について理解できる。

予習

上記に関する領域を教科書等で確認しておく(30分)

復習

学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行う(60分)

【第4回】
授業内容

マスキングについて(2)、脳と周波数分析について

個別目標

臨界帯域(幅)、聴覚フィルター、1/3オクターブバンドノイズ等について理解できる。場所ピッチ(場所説)、人工内耳、時間ピッチ(斉射説、頻度説)、位相固定、斉射、場所ピッチと時間ピッチの役割、バーチャルピッチ、結合音等について理解できる。

予習

上記に関する領域を教科書等で確認しておく(30分)

復習

学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行う(60分)

【第5回】
授業内容

両耳聴について

個別目標

両耳加算、両聴耳効果、両耳融合、両耳ビート、方向知覚、時間差(位相情報)と強度差、カクテルパーティー効果、先行音効果(ハース効果)、MLD等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書等で確認しておく(30分)

復習

学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行う(60分)

【第6回】
授業内容

音声生成のソースフィルタ理論、母音とフォルマント、鼻音とアンチフォルマントについて

個別目標

音源特性、伝達特性、放射特性、基本周波数(ボイスバー)、フォルマント、F1-F2図、声門開放度、カテゴリー知覚、鼻音(鼻母音と鼻子音)、アンチフォルマント、全極構造と極零構造、鼻音フォルマント等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書等で確認しておく(30分)

復習

学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行う(60分)

【第7回】
授業内容

子音とフォルマント遷移について

個別目標

摩擦音・破擦音・破裂音の音響的特性、閉鎖区間、VOT(Voice Onset Time)、ボイスバー、フォルマント遷移、接近音・半母音・流音の音響的特性等について理解できる

予習

上記に関する領域を教科書等で確認しておく(30分)

復習

学習した内容についてのノート作成およびノート整理を行う(60分)

【第8回】
授業内容

国家試験対策

個別目標

聴覚心理学領域の用語について理解し、説明をすることができる

予習

学習した用語について再確認しておく(30分)

復習

取り上げた問題を再度説明し、理解が不充分な部分を確実にする(60分)


試験実施月日試験期間中に実施予定
評価の基準・方法

授業中の小テスト(30%)、期末試験(70%)を合わせて100点満点で評価します。合格点に至らなかった学生の再試験は1回実施します。

教科書

吉田友敬「言語聴覚士のための音響学入門」2訂2版,海文堂,2020. 

参考書・参考資料

チャールズ・E・スピークス,荒井隆行・菅原勉監訳「音入門-音声科学のための音響学」2版,海文堂,2003.                                                               今泉 敏「言語聴覚士のための音響学」1版1刷,医歯薬出版,2007.                                                                            ※2冊とも本校図書室に入れてあります。

受講要件
コメント

「音響学」で学習した内容を、再度確認しておくことを勧めます。

オフィスアワー

講義の前後に、質問等を受付けます。