生命倫理

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授業コードd261002
科目分野専門
科目名生命倫理
科目責任者鳩本清美
実務経験

 本校において4年間、医療倫理の講義を担当する。また、医療倫理の原則の視点をもって県の歯科保健計画や条例等の作成に従事する。

配当年次1年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限月曜日・2限目
単位数1
時間数15
授業概要

生命倫理学を通して、医療人として歯科衛生士が身につけるべき職業的規範・医療規範について学び、医療現場において求められる姿勢のあり方について考える。

一般学習目標 GIO

生命倫理学を通して、医療行為を行う上で身につけておくべき歯科衛生士としての職業倫理と責務について自問し、さらに進んで生命に対する畏敬と医療人としてあるべき姿を自答する機会となるよう自らの意識の醸成を図る


授業計画
【第1回】
授業内容

生命倫理とは何か

個別目標

歯科衛生士に求められる生命倫理、医療倫理、職業倫理とは何かについて自分の考えを整理できる

予習

20分:倫理と道徳の違いについて考えてみる

復習

10分:講義の内容を踏まえ自分の生命倫理観、価値観について自問してみる

【第2回】
授業内容

フッ化物応用の公衆衛生学的解釈と生命倫理について

個別目標

劇薬を希釈して人体に使用する専門家としての裁量権について自分の意見がもてる

予習

20分:フッ化物の応用についてその種類や内容、普及の手順について調べる

復習

10分:講義の内容を踏まえ職業的倫理観とパターナリズムについて考えてみる

【第3回】
授業内容

職業倫理  割り箸事件と医療職の職業的責任について

個別目標

職業倫理と輸入歯科補綴物の使用について自分の考えをまとめることができる

予習

10分:この問題における厚生労働省通達の内容を調べ、なぜこうした問題が起こったか、その背景について事前に考えておく

復習

20分:医療人としての立場と経営者としての立場を、歯科衛生士としてどのように捉えるかを整理してみる

【第4回】
授業内容

パンデミックとなる新型コロナウイルス感染を人類が経験する中で、医療従事者が感染し、また感染源ともなる可能性が増大することを意識させられる事態が続いており、医療従事者の抱える問題、課題を各自が考えるとともに、医療従事者としての意識の醸成を図っていくための情報を提供する。

個別目標

感染予防の方法を整理し、医療従事者としての認識を行動としても確認できる。

予習

10分:世界及び日本における感染症の歴史について確認しておく。

復習

20分:歯科診療における予防の概念、予防方法を整理しておく。

【第5回】
授業内容

医療倫理① インフォームドアセントと自己決定権について

個別目標

医療倫理と医療安全管理、歯科衛生士法と医療法における質の確保について自分の意見を述べることができる

予習

10分:インフォームド・コンセントの意味を調べておく

復習

20分:医療内容の選択とインフォームド・コンセントのあり方について整理できるか

【第6回】
授業内容

医療倫理②  某医科大学心臓移植事件について

個別目標

医療倫理とヘルシンキ宣言、リスボン宣言などに記された職業規範について自分の考えを整理して述べることができる

予習

10分:ヘルシンキ宣言とリスボン宣言の内容を読んでおく

復習

20分:歯科衛生士としての職業倫理とはなにかを公的に解釈できるか

【第7回】
授業内容

医療倫理③  歯科衛生士及び歯科助手と歯科医師の関係性について

個別目標

資格法とコンプライアンス(法令遵守)についての議論ができるまでの知識が得られている

予習

10分:資格法と身分法の違い、条文の拡大解釈について調べておく

復習

20分:国家資格と職業における独占業務の関係について整理しておく

【第8回】
授業内容

定期試験および解説

個別目標
予習
復習

試験実施月日2026-07-30
評価の基準・方法

定期試験のみで習得度を判定し、100点満点で評価する

教科書

最新歯科衛生士教本 歯科医療倫理 医歯薬出版

参考書・参考資料

「歯科衛生学概論」「自己決定権」「医学の不確実性」等の書籍を参考にするとともに、教科書の項目にそった事例を新聞記事等から選んで紹介する

受講要件

医療に深く関係する日々の変化には関心をもっていること。

コメント

学生が自らの問題として真摯に問題を捉え、講義の終了後には歯科衛生士として自分はこうありたいと考えるような機会になっていて欲しい

オフィスアワー

質問等については授業日の16:30~17:00の間、学習棟1階教務センターでの対応を基本とする