東洋医学概論(臨床)Ⅱ

cft format=16     
授業コードa212543
科目分野専門
科目名東洋医学概論(臨床)Ⅱ
科目責任者兼森 史峻
実務経験

2011年はり師・きゅう師免許を取得。
2011年から2年間、鍼灸整骨院に勤務。高齢者を中心に様々な世代の肩こり、腰痛、膝痛などの慢性的な疾患に対する鍼灸臨床に従事。
2015年から1年間、朝日医療専門学校広島校に勤務。2016年から現在まで朝日医療大学校に勤務し、附属治療院にて外来の患者への施術も行っている。
鍼灸整骨院および附属治療院での施術は、四診により患者の経絡や臓腑の異常を推察し、その気血の乱れを整えることで正常な状態に戻すような鍼灸臨床を行っている。

配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別夜間部
授業方法講義
曜日・時限時間割に準ずる
単位数1
時間数30
授業概要

東洋医学における診察法について講義する。
人体とは有機的統一体であり、臓腑が中心になり、経絡が内外に通じ、各組織・器官と相互に密接な関係を持っている。そこで、患者に現れている病理変化を診察することにより、虚実・寒熱の変化を把握し、心身の状態を推測し、弁証論治の根拠とする。その具体的な方法が「四診」である。
四診とは、望診・聞診・問診・切診からなる4つの診察法の総称である。

一般学習目標 GIO

1.望診における、正常もしくは異常な舌質・舌苔の種類と特徴がわかる。
2.聞診における、異常な呼吸・発語の種類と特徴がわかる。
3.問診における、尋ねるべき質問事項がわかる。また、問診により推測できる症状の種類と特徴がわかる。
4.切診における、正常もしくは異常な脈の種類と特徴がわかる。


授業計画
【第1回】
授業内容

望診①(神、色、形、態)
P202~205

個別目標

有神・無神・仮神の違いが理解できる。
五行色体表における五臓と五色、五華、五体、五官の関係性が理解できる。

予習

五行色体表を確認する。
「神」の概念(広義・狭義)について調べる。(20分)

復習

神についてまとめる。(25分)

【第2回】
授業内容

望診②(舌診)
P205~209

個別目標

正常な舌の状態が理解できる。
舌色・舌形・舌態の種類を覚え、それらが示す病態が理解できる。

予習

正常な舌の色、舌苔の状態を調べる。
気虚、血虚、陰虚、陽虚、津液の病理を調べる。(20分)

復習

舌色・舌形・舌態の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第3回】
授業内容

望診③(舌診)
P209~212

個別目標

舌苔の色・質の種類を覚え、それらが示す病態が理解できる。

予習

寒熱に関係する病理を調べる。
水液の盛衰、病邪の性質について調べる。(20分)

復習

苔色・苔質の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第4回】
授業内容

聞診
P213~218

個別目標

呼吸、発語の異常についての種類を覚え、それらの特徴が理解できる。
異常音の種類と特徴が理解できる。

予習

肺、腎の生理作用について調べる。
五行色体表の五音・五声を調べる。(20分)

復習

呼吸、発語の異常および異常音の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第5回】
授業内容

問診(主訴、基本的問診事項)①
P219~225

個別目標

主訴についての質問項目と内容が理解できる。
寒症状、熱症状の種類を覚え、それらの特徴が理解できる。
寒症状と熱症状の出現状況に応じた分類を覚え、それらの特徴が理解できる。

予習

問診について調べる。
陰虚、陽虚、病邪の病理を調べる。(20分)

復習

寒症状、熱症状の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第6回】
授業内容

問診(基本的問診事項)②
P225~231

個別目標

飲食の異常でみられる病態の種類と特徴が理解できる。
大便の異常でみられる病態の種類と特徴が理解できる。

予習

脾胃の生理作用および病理を調べる。
五行色体表の五味を調べる。(20分)

復習

飲食、大便の異常でみられる病態の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第7回】
授業内容

問診(基本的問診事項)③
P231~234

個別目標

小便の異常でみられる病態の種類と特徴が理解できる。
五臓と七情・五労の関係が理解できる。

予習

腎、膀胱、脾、肺の生理作用について調べる。
五行色体表の七情・五労を調べる。(20分)

復習

小便の異常でみられる病態の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第8回】
授業内容

問診(その他の問診事項)④
P234~240

個別目標

五官に出現する愁訴の種類を覚え、それらの特徴が理解できる。
頭部、咽喉部、胸部、腹部に出現する愁訴の種類を覚え、それらの特徴が理解できる。
自汗、盗汗の病態が理解できる。

予習

五臓に出現する病理を調べる。(20分)

復習

身体各部位の症状について種類や特徴をまとめる。(25分)

【第9回】
授業内容

問診(その他の問診事項)⑤
P240~248

個別目標

疼痛の種類と特徴が理解できる。
月経の異常の種類と特徴が理解できる。

予習

十二経脈、督脈、任脈の流注を調べる。
腹部の臓腑配当を調べる。
血の病理を調べる。(20分)

復習

疼痛の種類と特徴をまとめる。
月経の異常でみられる病態の種類と見られる病態をまとめる。(25分)

【第10回】
授業内容

切診(腹診)①
P249~254

個別目標

難経系と傷寒論系の腹診の違いや特徴が理解できる。

予習

難経と傷寒論に記載されている腹診の内容を調べる。(20分)

復習

腹部の臓腑配当をまとめる。
傷寒論系の腹診で示す腹部の異常な状態をまとめる。(25分)

【第11回】
授業内容

切診(切経、経穴診)②
P254~255

個別目標

切経、撮診、経穴診の方法が理解できる。

予習

十二経脈の流注を確認する。
要穴(特に募穴、背部兪穴)の部位を確認する。(20分)

復習

切経、撮診、経穴診でみるべきポイントをまとめる。(25分)

【第12回】
授業内容

切診(脈診)③
P255~260

個別目標

寸口診法の部位と方法が理解できる。
脈の種類とそれが見られる患者の病態が理解できる。

予習

寸口・関上・尺中の臓腑配当を調べる。
浮取・沈取・中取でみられるものを調べる。(20分)

復習

脈の種類とそれが見られる患者の病態をまとめる。(25分)

【第13回】
授業内容

切診(脈診)④
四診合参
P261~267

個別目標

病脈の種類とそれらが見られる病態が理解できる。
六部定位比較脈診の方法が理解できる。

予習

病脈の種類や脈状を調べる。(20分)

復習

病脈の種類とそれらが見られる病態をまとめる。(25分)

【第14回】
授業内容

まとめと解説

個別目標

望診・聞診・問診・切診でみられる所見の特徴が理解できる。

予習

望診・聞診・問診・切診でみられる所見の要点を確認する。(20分)

復習

望診・聞診・問診・切診でみられる所見の特徴をまとめる。(20分)

【第15回】
授業内容

復習

個別目標

第1~14回までの講義で学習した内容が理解できる。

予習

第1~14回までの講義で学習した内容の要点を確認する。(20分)

復習

第1~14回までの講義で学習した内容についての国家試験関連問題の解説を作成する。(25分)

試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

Moodle上の問題(26%)、期末試験(74%)により評価する。

教科書

「新版 東洋医学概論」医道の日本社

参考書・参考資料
受講要件
コメント

3年次に学習する治療法の実技、座学で必須となるため、すべての講義に出席することが望ましい。

オフィスアワー

授業終了後、教室にて受けつける。