東洋医学臨床論Ⅱ

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授業コードp235050
科目分野専門
科目名東洋医学臨床論Ⅱ
科目責任者中川 萌海
実務経験

2017年はり師・きゅう師免許取得。2017~2019年鍼灸院にて勤務し、東洋医学的疾患・内科的疾患・女性特有の疾患などの鍼灸治療を行う。2019年~朝日医療大学校にて勤務し、附属あさひ鍼灸院に所属し鍼灸治療を行っている。鍼灸院では、高齢者の患者をはじめとした、さまざまな年齢層の慢性疾患・治未病の患者に対して治療。東洋医学的四診(望診・聞診・問診・切診)を行い、八綱弁証・臓腑弁証・経絡弁証を中心に証を立て治療を行っている。治療では患者の証や体質・症状に応じて治療方針・治療経穴を決定し鍼灸治療を行っている。

配当年次3年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午後コース
授業方法講義
曜日・時限授業時間に準ずる
単位数1
時間数30
授業概要

鍼灸治療の基本である東洋医学の基礎的知識を習得する。東洋医学を学んでいくに際して、東洋医学と西洋医学の違いを理解し、さらに今後深い知識と東洋医学的な思考を身に付けるための基礎的な学力を養う。東洋医学臨床論では、東洋医学の基礎的な概論を理解したうえで、病理変化に伴う体の状態を把握ができる。様々な疾患の特徴を理解し、臨床の際に最も有効な治療方針を選択できる力を養う。

一般学習目標 GIO

各疾患に対し、臓腑弁証、経絡弁証等から東洋医学的な治療方針をたて、選穴することができる。
臓腑の働き、弁証について理解することができる。


授業計画
【第1回】
授業内容

疲労と倦怠感(東洋医学的な考え)【P355~362】

個別目標

疲労と倦怠感の病因病機について理解する。
精虚・気虚・痰湿による倦怠感と疲労感の東洋医学的病態、症状・所見、治療方針、配穴について理解する。

予習

疲労感と倦怠感の原因(病因病機)についてはどのようなものがあるか調べる。(15分)

復習

疲労と倦怠感の東洋医学に基づく病態把握について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第2回】
授業内容

発熱・冷え・のぼせ(東洋医学的な考え)【P362〜385】

個別目標

外感病による発熱・内傷病による発熱の特徴的な違いについて理解する。
陽虚・陰盛による冷えの病態把握について理解する。
のぼせの病因病機について理解する。

予習

発熱・冷え・のぼせの東洋医学に基づく病態把握について、教科書(P365・374・383)を読み確認をする。(15分)

復習

発熱・冷え・のぼせにおける症状・所見、治療方針、配穴について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第3回】
授業内容

浮腫・かゆみ・肌荒れ・発疹(東洋医学的な考え)【P385〜404】

個別目標

陰水・陽水どちらに分類されるか理解することができる。
かゆみ・肌荒れ・発疹の病態把握・治療について理解する。

予習

風寒犯肺・風熱犯肺の病証について東洋医学概論の教科書(P111)で確認する。(15分)

復習

局所的、限局的な症状に対しての対症療法的施術のみでなく、全身症状に対しての施術について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第4回】
授業内容

顔面麻痺(東洋医学的な考え)【P405〜413】

個別目標

顔面麻痺における東洋医学に基づく病態・治療・生活指導について理解する。

予習

風寒・風熱・気血不足による顔面麻痺に対しての治療方針について教科書を読み(P411〜412)、治法・治療穴の違いについて確認する。(15分)

復習

病因による顔面麻痺についてそれぞれの症状の違いについて再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第5回】
授業内容

歩行障害(東洋医学的な考え)【P413〜422】歩行障害(東洋医学的な考え)【P413〜422】

個別目標

痿証の病態把握についてしっかり理解することができる。
東洋医学に基づく治療穴・生活指導について説明ができる。

予習

教科書(P418~419)を読み、歩行障害における東洋医学的病態把握・病因病機について確認する。(15分)

復習

病証に対しての弁証選穴、共通選穴について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第6回】
授業内容

口渇・出血傾向(東洋医学的な考え)【P422〜438】

個別目標

津液不足による口渇と津液の輸布障害による口渇にはそれぞれどのような特徴があるか説明できる。
血熱による出血傾向と気虚による出血傾向の特徴的な違いについて理解する。

予習

各種の出血に対する選穴について教科書(P437)を見て確認する。(15分)

復習

口渇多飲、口渇少飲の鑑別について再度確認し、moodleで復習テストを解く。

【第7回】
授業内容

月経異常(東洋医学的な考え)【P439〜459】

個別目標

月経周期の異常・痛経・経行情志異常・絶経前後諸症の病態把握・病因病機について理解する。

予習

月経異常を学ぶにあたり東洋医学に基づく女性の生理特徴について教科書(P443)を読み復習する。(15分)

復習

経早、痛経、経行情志異常・絶経前後諸症における東洋医学的治療を再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第8回】
授業内容

性器出血・帯下(東洋医学的な考え)【P459〜474】

個別目標

崩漏の原因について理解する。
帯下病の病態把握について理解しそれに基づく治療方針を確認する。

予習

帯下病は任脈と帯脈の異常によって起こることが多いため、任脈と帯脈の経脈弁証について確認する。(15分)

復習

崩漏・帯下病における東洋医学的共通選穴について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第9回】
授業内容

不妊症(東洋医学的な考え)【P474〜482】

個別目標

東洋医学的病態の虚実寒熱を見極めれるよう不妊症の病態把握について理解する。

予習

不妊症は胞絡や女子胞が原因となることが多いため、胞絡や女子胞の働きについて確認する。(15分)

復習

不妊症における症状・所見、治療方針、配穴について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第10回】
授業内容

つわり・逆子・乳汁分泌不全(東洋医学的な考え)【P482〜500】

個別目標

つわり・逆子において鍼灸治療は効果的であるため、選穴方法・治療穴について確認する。

予習

脾胃虚弱・肝胃不和・痰湿によるつわりに対しての治療方針について教科書を読み(P485〜486)、治法・治療穴の違いについて確認する。(15分)

復習

つわり・逆子・乳汁分泌不全の東洋医学に基づく病態把握について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第11回】
授業内容

疳の虫(東洋医学的な考え)【P513〜520】

個別目標

小児肝鬱について理解し、疳の虫に対する治療方法を理解する。

予習

小児治療には治療方法に特徴があるため、教科書(P501〜513)を読み小児はり・治療方針・治療方法について確認する。(15分)

復習

疳の虫に対しての弁証選穴、共通選穴について再度確認し、moodleで復習テストを解く。(30分)

【第12回】
授業内容

夜尿症(東洋医学的な考え)【P520~525】

個別目標

東洋医学に基づく病態把握・原因・治療・判断・治療穴について理解することができる。

予習

東洋医学的には腎・膀胱の気化機能が重要となってくることから、腎と膀胱の生理機能・生理特性について確認をする。(15分)

復習

夜尿症に共通する治法、選穴と各病証に対しての弁証選穴について再度確認しmoodleで復習テストを解く。(30分)

【第13回】
授業内容

小児喘息(東洋医学的な考え)【P525~528】

個別目標

小児喘息における東洋医学的病態把握・治療経穴・選穴方法について理解することができる。

予習

小児喘息は重症度や発作強度の適切な判断が重要となることから、「小児喘息の重症度分類」を確認しておく。(P526)(15分)

復習

小児喘息の鍼灸治療においては、西洋医学と東洋医学を統合して行うことから、西洋医学的治療も確認しmoodleで復習テストを解く。(30分)

【第14回】
授業内容

まとめと復習

個別目標

第1回目からの疾患について病態・症状・治療経穴を確認する。

予習

第1回目からの講義資料、教科書を確認し、理解していない部分を理解する。(15分)

復習

国家試験の過去問題を解き復習を行う。(30分)

【第15回】
授業内容

認知症(東洋医学的な考え)【P539~547】

個別目標

認知症の病因病機について理解し、東洋医学に基づく治療・生活指導について理解することができる。

予習

教科書(P541~542)を読み、東洋医学に基づく病態把握について確認をする。(15分)

復習

肝腎精血不足、脾腎陽虚、痰濁、血瘀による認知症のそれぞれの原因、症状の特徴を再度理解し、moodleで復習テストを解く。(30分)

試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

予習問題・小テスト(15%)・期末試験(85%)として評価する。

教科書
参考書・参考資料

新版 東洋医学臨床論(はりきゅう編)

受講要件

東洋療法学校協会編「東洋医学臨床論<はりきゅう編>」
東洋療法学校協会編「臨床医学総論」医歯薬出版株式会社
東洋療法学校協会編「臨床医学各論」医歯薬出版株式会社
図解 鍼灸療法技術ガイドⅠ(文光堂)
図解 鍼灸療法技術ガイドⅡ(文光堂)
図解 鍼灸臨床手技マニュアル 第2版 医歯薬出版株式会社
鍼灸臨床最新科学 医歯薬出版株式会社

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