人間関係論Ⅰ

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授業コードd234204
科目分野基礎
科目名人間関係論Ⅰ
科目責任者磯島浩貴
実務経験
配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限木曜日、3・4限
単位数1
時間数30
授業概要

社会の中で生きている私たちは、その時々において様々な人間関係を結ぶ。私たちは、自分の家族、腹を割って話せる友達、顔見知りの人、初めて会う人、会ったことはないけど知っている人など、様々な人と関係を持つ。加えて、その関係の範囲も自身の家族、自分が属しているクラス、学校、市や県、国、そして自分が属していない大なり小なりの集団に対する関係など様々である。また、私たちは文化や価値観の多様化、新たな段階へと突入しつつある社会の中で生きている。そのような状況において「人と関わる」ということは、私たちは自分とは異なる人間を理解し尊重するだけでなく、自分自身がどのような考え方や行動を取る人間なのか、そして自分は何が理解され尊重されたいのかといったことを理解する必要がある。つまり、他者を理解するということは自分を理解することと密接な関係がある。では、これはいかにして可能なのかということの手がかりを得ることを本講義では主題としたい。

この講義では、宇野重規『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』を用い、「人間関係」に関する基礎的な見解を理解することを目指す。
特に、「人と一緒にいること」を多角的に検討することを目的とするため、①テキストの内容をきちんと理解し、②その内容に対する学生自身の距離感を「言葉」にできるよう努力してもらう。このような手続きを通して、自分自身、自分とは異なる人間、その両者からなる「人間関係」について考えていく。

一般学習目標 GIO

①「人と一緒にいること」ということの意味を、社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて、その基本的な論点を説明できるようになる。
②話の大筋を理解した上で、自分自身がその話の内容に対してどのような考えを持っているか説明できるようになる。


授業計画
【第1回】
授業内容

オリエンテーション

個別目標

本講義の概要、進行順序、評価基準を理解する。
講義を受けるにあたって必要な予習の仕方、講義後にmoodleで提出してもらう振り返りの書き方を理解する。

予習

なし

復習

本講義の概要、進行順序、評価基準、予習の仕方、振り返りの書き方を忘れないようまとめておく(180分)。

【第2回】
授業内容

レポートや提出物の書き方や振り返りの書き方について、実例を踏まえながらを理解する。

個別目標

一定の長さの文章を書くにあたり必要なアカデミックスキルを手に入れる。

予習

配布資料に目を通す(90分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめておく(90分)。

【第3回】
授業内容

宇野重規『人と一緒にいること』を読む(第1回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第3講 人と一緒にいることの意味」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第4回】
授業内容

宇野重規「人と一緒にいること」を読む(第2回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第3講 人と一緒にいることの意味」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第5回】
授業内容

宇野重規「人と一緒にいること」を読む(第3回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第3講 人と一緒にいることの意味」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第6回】
授業内容

宇野重規「人と一緒にいること」を読む(第4回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第3講 人と一緒にいることの意味」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第7回】
授業内容

中間振り返りと提出課題⑴

個別目標

「自分と他の人の間で点数とその理由がどう同じか、どう違うか、そしてそれはどのような理由に基づいてそうなっているのか」を理解するにあたって、「人間のタイプの違い」という点から一定の視座をえることを試みる。

予習

2~6回まででつけてきた振り返りを見直しておく(30分)。
2~6回までのテキストの内容を見直しておく(30分)。

復習

提出課題⑴を作成し、提出する(90分)。期限やその内容に関しては授業中に説明する。

【第8回】
授業内容

宇野重規『人と一緒にいること』を読む(第5回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第2講 働くこと、生きること」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第9回】
授業内容

宇野重規『人と一緒にいること』を読む(第6回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第2講 働くこと、生きること」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第10回】
授業内容

宇野重規『人と一緒にいること』を読む(第7回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第2講 働くこと、生きること」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第11回】
授業内容

宇野重規『人と一緒にいること』を読む(第8回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第2講 働くこと、生きること」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第12回】
授業内容

宇野重規『人と一緒にいること』を読む(第9回目)。

個別目標

「人間関係」を社会学、政治学、哲学などの知見を踏まえて理解する。

予習

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』に所収の「第2講 働くこと、生きること」を一読する(30分)。

復習

講義内容を自分なりにまとめ直す(30分)。
振り返り:自分が今日の内容にどれだけ近づいているかを数値で出してもらい、その理由を自身の経験した事柄に関わらせながら書いてもらう(90分)。

○数値について:0~10の間で自分と今日テキストでなされた話の内容との間の距離感を表してもらう。
・0が「自分は今日テキストでなされた話の内容に完全に一致、むしろこれを書いたのは自分ではないか」というレベル。
・5が「自分は今日テキストでなされた話の内容を理解できないわけではないが、賛同するかどうかといえばそこまででもないので中立的な立場を取りたいな」というレベル。
・10が「自分は今日テキストでなされた話の内容を全然理解できなかった。むしろこのテキストを書いている人は全くもって間違えている。私が書き直してあげたい」というレベル。

○理由について:なぜ自分が今日テキストでなされた話の内容に対して数値をつけたような距離感を感じているのかを「自身の経験した事柄に関わらせながら」書いてもらう。目の前の人に自分がそう考えていることを納得してもらうように書く。

【第13回】
授業内容

最終振り返りと提出課題⑵

個別目標

「自分と他の人の間で点数とその理由がどう同じか、どう違うか、そしてそれはどのような理由に基づいてそうなっているのか」を理解するにあたって、「正義や公正の理想的な姿はいかなるものか」という点から一定の視座をえることを試みる。

予習

8~12回まででつけてきた振り返りを見直しておく(30分)。
8~12回までのテキストの内容を見直しておく(30分)。

復習

提出課題⑵を作成し、提出する(90分)。期限やその内容に関しては授業中に説明する。

【第14回】
授業内容

最終振り返りと提出課題⑵

個別目標

「自分と他の人の間で点数とその理由がどう同じか、どう違うか、そしてそれはどのような理由に基づいてそうなっているのか」を理解するにあたって、「正義や公正の理想的な姿はいかなるものか」という点から一定の視座をえることを試みる。

予習

8~12回まででつけてきた振り返りを見直しておく(30分)。
8~12回までのテキストの内容を見直しておく(30分)。

復習

提出課題⑵を作成し、提出する(90分)。期限やその内容に関しては授業中に説明する。

【第15回】
授業内容

定期試験及び解説

個別目標
予習
復習
試験実施月日2023-06-08
評価の基準・方法

2回行う提出課題の点数(40%)と、定期テスト(60%)で評価する。
提出課題は講義後に作成してもらう振り返りの内容も加味する。
定期テストは15回目講義時に実施する。教科書と自身でまとめたノートのみ持ち込み化とする。

教科書

宇野重規(2018)『未来をはじめる:「人と一緒にいること」の政治学』、東京大学出版会。

参考書・参考資料

市川浩(1997)『「身」の構造:身体論を超えて』、青土社。
伊藤亜紗(2020)『手の倫理』、講談社メチエ。
唐沢かおり(2017)『なぜ心を読みすぎるのか:みきわめと対人関係の心理学』、東京大学出版会。
戸田山和久(2012)『論文の教室:レポートから卒論まで』、NHK出版。
村上靖彦(2018)『在宅無限大:訪問看護師がみた生と死』、医学書院。
他の参考文献は講義時にお知らせします。

受講要件

本講義は講義形式です。また今年度は原則対面で行うことになっています。
昨今の状況下では様々な制約があり、不便なことも多々あるとは思いますが、必ず授業を受け、予習と復習を行い、課題を提出して下さい。
提出課題の配分も大きいので、定期テストを受けるだけでは単位は出せません。積極的な態度が望まれます。

コメント

なし

オフィスアワー

moodle経由、あるいは担任の先生経由、授業前後に受け付けます。