体表解剖実習(山口)

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授業コードa242056
科目分野専門
科目名体表解剖実習
科目責任者山口 大輔
実務経験
配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別午前コース
授業方法実習
曜日・時限
単位数1
時間数30
授業概要

鍼灸治療効果の向上、鍼灸臨床での医療事故防止のためのリスク管理上、また、傷害されている運動器を同定する時など、人体構造および臓器の位置関係を示す解剖学の知識は非常に重要である。
この授業では、今まで解剖学で学修してきた運動器に関する教科書的な知識を、実際の鍼灸臨床における診察や治療で活用できるよう、体表から触知できる骨指標や浅層の筋を中心に触察法を学習する。
身体の触察技能の上達は、鍼灸臨床での治療スキル向上に繋がり、運動器の病状を類推する際に大いに役立つものである。3年次の臨床実習の際の診察スキル獲得に繋がる実技である。

一般学習目標 GIO

・代表的な骨指標が的確に触知できる。
・表層筋の位置関係がイメージできスムーズに触知できる。
・重要臓器の位置を把握し、鍼灸臨床のリスク管理に役立てる。


授業計画
【第1回】
授業内容

オリエンテーション・触察のコツと注意点・頸部触察および表層筋の描画、骨指標のマーキング

個別目標

外側頸三角を構成する筋が言える。鎖骨・肩峰・第7頚椎棘突起・乳様突起を触察しマーキングできる。

予習

予習20分:外側頸三角を構成する筋名と起始停止を調べる。外側頸三角内で触知できる筋を確認しておく。

復習

復習25分:時間があるときにクラスメイトと共に骨指標と筋を再確認する。

【第2回】
授業内容

頸部の表層筋の描画、骨指標のマーキング復習・前腕触察導入。

個別目標

外側頸三角を構成する筋の起始停止が言える。
鎖骨・肩峰・第7頚椎棘突起・乳様突起を触察しマーキングできる。
手関節部で橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋の腱が同定できる。

予習

予習20分:授業前に再度外側頸三角の構成を確認する。腕橈骨筋・橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋の起始停止を確認し覚えておく。

復習

復習25分:授業中に同定した前腕屈筋群を再度想起し自身の前腕で確認する。

【第3回】
授業内容

前腕の表層筋の描画1(屈筋)、骨指標のマーキング

個別目標

腕橈骨筋・橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋、浅指屈筋腱が描画できる。
橈骨茎状突起、上腕骨内側上顆、豆状骨を触察しマーキングできる。

予習

予習35分:授業で取り上げる筋の起始停止を確認し覚えておく。

復習

復習10分:授業中に描画した内容を再度クラスメイトの前腕で描画し確認する。

【第4回】
授業内容

前腕の表層筋の描画2(屈筋)、骨指標のマーキング・前腕の表層筋の描画(伸筋)導入

個別目標

橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋、浅指屈筋腱をスムーズに描画できる。
橈骨茎状突起、橈骨頭、上腕骨内側上顆、豆状骨を短時間でマーキングできる。
上腕骨外側上顆と橈骨頭をマーキングし、長・短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、長母指外転筋腱、長母指伸筋、短母指伸筋腱を触知できる。

予習

予習35分:前腕の筋がスムーズに描画できるように練習しておく。

復習

復習10分:描画したイメージを目に焼き付ける。

【第5回】
授業内容

前腕の表層筋の描画3(伸筋)、骨指標のマーキング

個別目標

長・短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、長母指外転筋腱、長母指伸筋、短母指伸筋腱をスムーズに描画できる。
上腕骨外側上顆、橈骨頭を短時間でマーキングできる。舟状骨を触知できる
短橈側手根伸筋の起始部へ適切に刺鍼できる。

予習

予習35分:筋の名称を言いながら上肢の筋を触察し、スムーズな描画に繋がるよう練習しておく。

復習

復習10分:筋の位置関係を再度確認する。

【第6回】
授業内容

前腕の表層筋の描画4(屈筋・伸筋)、骨指標のマーキング

個別目標

橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋、浅指屈筋腱、長・短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、長母指外転筋腱、長母指伸筋、短母指伸筋腱をスムーズに描画できる。
腕骨外側上顆、上腕骨内側上顆、橈骨茎状突起、橈骨頭、豆状骨を短時間でマーキングできる。舟状骨を触知できる
短橈側手根伸筋の筋腹へ直刺で刺鍼できる。

予習

予習35分:筋の名称を言いながら上肢の筋を触察し、スムーズな描画に繋がるよう練習しておく。

復習

復習10分:筋の位置関係を再度確認する。

【第7回】
授業内容

上腕の表層筋の描画、骨指標のマーキング。下腿触察導入

個別目標

烏口突起、鎖骨、肩峰、肘頭をマーキングできる。
腕二頭筋(長頭・短頭)、上腕三頭筋(長頭・外側頭・内側頭)、三角筋(前部・中部・後部)を描画できる。
上腕筋を触知できる。
足関節部で前脛骨筋健、長趾伸筋腱、長母趾伸筋健を同定できる。

予習

予習35分:上腕二頭筋、上腕三頭筋、上腕筋、三角筋の起始停止を確認し覚えておく。

復習

復習10分:上腕の筋を再度描画して確認する。

【第8回】
授業内容

下腿の表層筋の描画、骨指標のマーキング・大腿触察導入。

個別目標

腓骨頭、脛骨を触察しマーキングできる。
下腿三頭筋、前脛骨筋、長・短腓骨筋を描画できる。
膝蓋骨、上前腸骨棘をマーキングし、内側広筋、外側広筋、大腿直筋の位置を確認しておく。

予習

予習30分:下腿三頭筋、前脛骨筋、長・短腓骨筋の起始停止を確認し覚えておく。

復習

復習15分:下腿の筋を再度描画して確認する。

【第9回】
授業内容

大腿の表層筋の描画、骨指標のマーキング。下腿の表層筋の描画復習。

個別目標

膝蓋骨、脛骨粗面、大転子、上前腸骨棘を触察しマーキングできる。
大腿四頭筋(内側広筋、外側広筋、大腿直筋)、縫工筋、薄筋、腸脛靱帯を描画できる。鵞足の構成要素が言える。
腓骨頭、脛骨を触察しマーキングできる。
下腿三頭筋、前脛骨筋、長趾伸筋、長腓骨筋を描画できる。

予習

予習35分:大腿の筋の起始停止を確認しておく。

復習

復習10分:大腿の筋の位置関係を再確認する。

【第10回】
授業内容

大腿の表層筋の描画、骨指標のマーキング。下腿の表層筋の描画復習。

個別目標

坐骨結節が触知できる。
大腿四頭筋、大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋を描画できる。
腓骨頭、脛骨を触察しマーキングできる。
下腿三頭筋、前脛骨筋、長趾伸筋、長腓骨筋を描画できる。
腓腹筋筋腱移行部へ適切に刺鍼できる。

予習

予習35分:下腿の筋の位置がイメージできるよう自身の下腿の表層の筋を描いてみる。

復習

復習10分:大腿の筋の位置関係を再確認する。

【第11回】
授業内容

下肢の表層筋の描画、骨指標のマーキング 腰背部の表層筋の触察導入

個別目標

授業で取り上げた大腿と下腿の骨指標と筋を描画できる。
人が変わっても同じように触察し描画できる。
大腿直筋筋腱移行部へ適切に刺鍼できる。
伏臥位にて腸骨稜、上後腸骨棘、L1~l5棘突起を描画できる。

予習

予習35分:筋の名称を言いながら下肢の筋を触察し、スムーズな描画に繋がるよう練習しておく。

復習

復習10分:筋の位置関係を再度確認する。

【第12回】
授業内容

腰背部の表層筋の描画、骨指標のマーキング2

個別目標

腸骨稜、上後腸骨棘、Th1~L5棘突起、第11・12肋骨、肩甲骨を触察しマーキングできる。
脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋、大円筋が描画できる。

予習

予習20分:大円筋の起始停止を覚え位置関係を把握しておく。第11・12肋骨の位置を把握しておく。

復習

復習25分:棘突起の触察を練習する。

【第13回】
授業内容

腰背部の表層筋の描画、骨指標のマーキング3

個別目標

前回の授業で取り上げた腰背部の骨指標と筋を描画できる。
人が変わっても同じように触察し描画できる。

予習

予習35分:筋の名称を言いながら腰背部の筋を触察し、スムーズな描画に繋がるよう練習しておく。

復習

復習10分:筋の位置関係を再度確認する。

【第14回】
授業内容

腹部の表層筋の描画、骨指標のマーキング1

個別目標

肋骨弓、第11肋骨先端、上前腸骨棘を触察しマーキングできる。
腹直筋、外腹斜筋が描画できる。

予習

予習20分:腹直筋、外腹斜筋の起始停止を覚え位置関係を把握しておく。

復習

復習25分:第11肋骨先端の触察を練習する。

【第15回】
授業内容

全体復習

個別目標

この授業で取り上げられた筋の走行がイメージできる。
体格や性別が変わっても、筋が同定できる。

予習

予習35分:自身の中で苦手な場所をスムーズに触察できるよう繰り返し練習する。

復習

復習10分:表層の筋の位置関係をイメージしながら触察する。

試験実施月日試験期間時間割に準ずる
評価の基準・方法

毎回授業中に行われる技術知識到達度確認テスト(30%)理解度確認口頭試問(30%)期末テスト(40%)により評価する

教科書

解剖学第2版;(公社)東洋療法学校協会編;医歯薬出版

参考書・参考資料

解剖学アトラス (文光堂)
新版からだの地図帳(講談社)
触診解剖アトラス(医学書院)
グレイ解剖学アトラス(エルゼビアジャパン)

受講要件
コメント

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