摂食嚥下障害1

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授業コードs262027
科目分野専門
科目名嚥下障害1
科目責任者武村 紀裕
実務経験

臨床で中枢疾患、神経変性疾患、末梢疾患等の摂食嚥下障害に多数介入してきました。その経験を生かし、疾患ごとの嚥下障害の特徴、評価や観察方法、検査の施行方法、訓練内容や注意点などを講義の中に取り入れていきます。

配当年次2年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限火曜1限
単位数1
時間数30
授業概要

正常の摂食嚥下機能(生理学的メカニズム、解剖学的メカニズム)と障害を呈した際の生理学的メカニズムを紹介する。障害像として、偽性球麻痺と球麻痺の摂食嚥下障害の特徴と合併症についての知識を得る。更に、摂食嚥下障害に対する評価方法(観察法、VF、VE)などや訓練(間接的訓練、直接的嚥下訓練)の概論について知見を得る。

一般学習目標 GIO

正常の摂食嚥下メカニズムを生理学的、解剖学的メカニズムに分類し説明できる。摂食嚥下障害の病態として偽性球麻痺、球麻痺、一側性嚥下障害の病態及び合併症状の把握をする。摂食嚥下障害に対する評価方法や、間接的嚥下訓練の適応、直接的嚥下訓練に必要な姿勢、食物形態、介助方法などの知識を習得する。


授業計画
【第1回】
授業内容

摂食嚥下障害導入部(摂食嚥下障害とは、摂食嚥下障害の問題点)

個別目標

摂食嚥下障害とはどのような障害なのか。また、摂食嚥下障害は、栄養状態や全身機能にも影響を与えることを理解する。

予習

P.20~27を観る。また、インターネットから摂食嚥下障害の問題点について調べる(15分)。

復習

摂食嚥下障害の問題点について、学生自身の考えをまとめる(30分)。

【第2回】
授業内容

摂食嚥下の生理学的メカニズム (認知期、準備期、口腔期)

個別目標

健常人の摂食嚥下に関する生理学的メカニズムの認知期、準備期、口腔期の働きについて理解する。

予習
復習

認知期~口腔期の生理学的メカニズムの重要な用語を覚える(30分)。

【第3回】
授業内容

摂食嚥下の生理学的メカニズム (咽頭期、食道期)、プロセスモデル

個別目標

健常人の摂食嚥下に関する生理学的メカニズムの咽頭期、食道期の働きについて理解する。 

予習

P.20~27を観て、咽頭期~食道期の機能について概要を知る(15分)。

復習

咽頭期の生理学的メカニズムは、摂食嚥下障害の最も重要なメカニズムであり、全ての機能を説明(小テスト)できるようにする(30分)。

また、プロセスモデルについても各期に分類して説明できるようにする。

【第4回】
授業内容

嚥下機器官のしくみとはたらき

個別目標

摂食嚥下の関わる解剖学的構造を理解する。

予習

P.27~35を観て、摂食嚥下に関与する筋肉の名称を確認する(15分)。

復習

P.27~35を観て、摂食嚥下に関与する筋肉の名称を覚える(30分)。

【第5回】
授業内容

摂食嚥下に関与する神経機構

個別目標

摂食嚥下に関与する脳神経12対についてその働きを理解する。

予習

P.35~40を観て、摂食嚥下に関与する神経の名称や働きを確認する(15分)。

復習

P.35~40を観て、摂食嚥下に関与する神経の名称や働きを覚える(30分)。

【第6回】
授業内容

加齢と摂食嚥下障害(器質的と機能的)

個別目標

加齢に伴う摂食嚥下機能の変化について把握する。

予習

P.40~49、P.83~89を観て、加齢に伴う摂食嚥下機能の変化を確認する(15分)。

復習

P.40~49、P.83~89を観て、加齢に伴う摂食嚥下機能の変化を覚える(30分)。

【第7回】
授業内容

成人の摂食嚥下障害について(脳血管障害)

個別目標

脳血管障害による摂食嚥下障害を理解する(偽性球麻痺、球麻痺)。

予習

P.54~60を観て、脳血管障害による摂食嚥下障害の特徴を確認する(15分)。

復習

P.54~60を観て、脳血管障害による摂食嚥下障害の特徴を覚える(30分)。

【第8回】
授業内容

神経筋疾患と摂食嚥下障害

個別目標

神経筋疾患による摂食嚥下障害を理解する。

予習

P.60~69を観て、神経筋疾患による摂食嚥下障害の特徴を確認する(15分)。

復習

P.60~69を観て、神経筋疾患による摂食嚥下障害の特徴を理解する(30分)。

【第9回】
授業内容

そのほかの摂食嚥下障害を呈する原因とその特徴について(悪性腫瘍、高次脳機能障害など)

個別目標

悪性腫瘍に伴う摂食嚥下障害や高次脳機能障害、認知症に伴う摂食嚥下障害を理解する。

予習

P.69~89を観て、悪性腫瘍や高次脳機能障害による摂食嚥下障害の特徴を確認する(15分)。

復習

P.69~89を観て、悪性腫瘍や高次脳機能障害による嚥下障害の特徴を覚える(30分)。

【第10回】
授業内容

呼吸器疾患、精神疾患、整形疾患と摂食嚥下障害とその特徴について

個別目標

呼吸器疾患、頸椎疾患による摂食嚥下障害を重点的に理解する。

予習

P.90~97を観て、呼吸疾患、精神疾患、整形疾患による摂食嚥下障害の特徴を確認する(15分)。

復習

P.90~97を観て、呼吸疾患、頸椎疾患による摂食嚥下障害の特徴を覚える(15分)。

【第11回】
授業内容

摂食嚥下障害の評価について(スクリーニング検査、臨床観察場面)

個別目標

摂食嚥下障害に対するスクリーニング検査、観察場面を把握し、健常者の嚥下を観察することができる。

予習

P.100~110を観て、摂食嚥下障害の観察項目について知る(15分)。

復習

P.100~110を観て、摂食嚥下障害の観察項目についてまとめる(30分)。

【第12回】
授業内容

摂食嚥下障害に対するスクリーニング検査について

個別目標

摂食嚥下障害に対するスクリーニング検査の方法や判定内容などを理解する。

予習

P.110~114を観て、摂食嚥下障害のスクリーニング検査内容について知る(15分)。

復習

P.110~114を観て、摂食嚥下障害のスクリーニング検査内容について覚える(15分)。

【第13回】
授業内容

摂食嚥下障害の評価 嚥下造影検査

個別目標

嚥下造影検査の目的や特徴について理解する。また、実施方法や評価方法の概要を知る。

予習

P.119~127を観て、嚥下造影検査の概要について知る(15分)。

復習

P.119~127を観て、嚥下造影検査の概要について覚える(15分)。

【第14回】
授業内容

摂食嚥下障害の評価 嚥下内視鏡検査やその他の検査について

個別目標

嚥下内視鏡検査の目的や特徴について理解する。また、実施方法や評価方法の概要を知る。

予習

P.114~118、P.127~134を観て、嚥下内視鏡検査およびその他の検査内容の概要について知る(15分)。

復習

P.114~118、P.127~134を観て、嚥下内視鏡検査およびその他の検査内容の概要について覚える(15分)。

【第15回】
授業内容

定期試験、定期試験(まとめ)の解説

個別目標

嚥下障害の生理学的メカニズム、偽性球麻痺・球麻痺症状、神経学(感覚、運動)を中心に復習と定期試験の解説。

予習

定期試験に向けてレポート、小テスト、PDF資料等を参考に、個別目標の項目を振り返る(15分)。

復習

定期試験を踏まえ、嚥下障害1の国家試験問題を適切に解けるようにする(30分)。

試験実施月日8月上旬
評価の基準・方法

小テスト10点、定期試験90点の合計60点以上で合格とする。再試験については、1回行うことにする。

教科書

標準言語聴覚障害学 摂食嚥下障害学第3版 医学書院

参考書・参考資料
受講要件
コメント

言語聴覚士にとって摂食嚥下機能障害に対する需要は非常に高いです。生命にも関わる領域でもあり、一定水準の知識を獲得する必要があります。

オフィスアワー

原則、火曜日~木曜日の放課後は対応可能です。積極的に疑問点は解決しましょう。