病理学

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授業コードp252005
科目分野専門基礎
科目名病理学
科目責任者荒島 拓馬
実務経験

看護学校での教育、指導経験をもとに教授します。

配当年次2年  
開講期後期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限金曜日・1時限
単位数1
時間数30
授業概要

病理学は、疾患の原因、成立機序、経過、転帰について理解する学問、すなわち、病気の発症から身体に生じる変化やどのような経過を辿っていくかを追求する学問です。リハビリテーション実施の上で、患者の基礎疾患、リハビリ対象疾患の本態を正しく把握することは大変重要となります。本講義では、そのための必須な病理学の基本的知識と思考を修得できるよう講義を行います。

一般学習目標 GIO

総論:疾患を原因や成立機序に基づいて整理できるようになる。多くの疾患に共通する発症から治癒に至る病理学的変化を理解する。
各論:各臓器・組織の疾患に関する基本的知識を修得するとともに、その背景にある原因・現象について理解を深める。


授業計画
【第1回】
授業内容

正常組織の復習、病理学の概要、病因論、退行性病変・進行性病変

個別目標

様々な外因、内因により疾患が発症することを理解する。                                                                           退行性病変・進行性病変について説明できる。両病変と疾患の発症から経過・転帰との関連性が理解できる。

予習

病理学の概要、病因論、退行性病変・進行性病変について教科書P.8~P.27を予習。解剖学 I 教科書第1章内「人体の構成」(細胞と組織について)を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第2回】
授業内容

退行性病変・進行性病変、正常免疫機構

個別目標

退行性病変・進行性病変、生体防御に関わる免疫反応が理解できる。これらと疾病の発症から経過・転帰との関連性が理解できる。

予習

退行性病変・進行性病変、炎症について教科書P17~P27、P53~P.58を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする(30分)

【第3回】
授業内容

炎症、免疫反応が関わる疾患

個別目標

炎症を理解し、疾病の発症から経過・転帰との関連性について説明できる。                                                           本来生体防御に関わる免疫反応により、生体が傷害されてしまうアレルギー・自己免疫疾患について説明できるようになる。

予習

教科書P.59~P.69を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第4回】
授業内容

感染症

個別目標

微生物の種類や生物学的特徴を知り、感染と感染症に伴う炎症について説明できるようになる。

予習

教科書P.69~P.75を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第5回】
授業内容

代謝障害

個別目標

生命維持に必要な物質の代謝について理解する。様々な栄養素の代謝異常とその生活習慣との関わりが説明できる。

予習

教科書P.29~P.38を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第6回】
授業内容

循環障害

個別目標

体液循環の仕組みを理解する。局所と全身の循環障害について理解し、循環障害による心・脳血管系を中心とする疾病について説明できるようになる。

予習

教科書P.40~P.52を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第7回】
授業内容

腫瘍 

個別目標

腫瘍について理解する。癌腫、肉腫の分類、形態を説明できる。腫瘍の進展、進行度を説明でき、その発生原因を遺伝子レベルにおいても理解できる。

予習

教科書P.76~P.94を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第8回】
授業内容

先天性異常、老化

個別目標

先天異常の遺伝的背景や外的環境因子について説明できるようになる。老化に伴い疾患の発症が増える要因を理解する。

予習

教科書P.95~P102、P.103~P115を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第9回】
授業内容

小テスト予定、循環器

個別目標

心臓、血管、気道の主な疾患病理が理解でき、基本的知識が修得できる。

予習

教科書P.119~P.137を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第10回】
授業内容

呼吸器 

個別目標

上気道、下気道の主な疾患病理が理解でき、基本的知識が修得できる。

予習

教科書P.138~P.155を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第11回】
授業内容

消化器

個別目標

食道、胃、腸、肝、膵の主な疾患病理について理解を深め、基本的知識を修得する。

予習

消化器の主な疾患について教科書P.156~P.182を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第12回】
授業内容

神経系

個別目標

中枢神経系、末梢神経系の主な疾患病理について理解を深め、基本的知識を修得する。

予習

教科書P.183~P.209を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第13回】
授業内容

運動器、内分泌臓器

個別目標

運動器、内分泌の主な疾患病理について理解を深め、基本的知識を修得する。

予習

教科書P.210~P.229、P.244~P.254を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第14回】
授業内容

泌尿・生殖器、造血器

個別目標

腎、生殖器、造血器の主な疾患病理について理解を深め、基本的知識を修得する。

予習

教科書P.230~P.243、P.255~P.268を予習。(15分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

【第15回】
授業内容

まとめ

個別目標

これまでの授業内容の総括を行い、知識の定着を図る。

予習

これまでの講義内容を確認しておく。(30分)

復習

教科書、講義資料、復習資料にて知識の整理をする。(30分)

試験実施月日
評価の基準・方法

総論の小テストを1回行う。小テスト(30%)、筆記試験(70%)にて評価し60点以上で合格とする。

教科書

標準理学療法学・作業療法学 「病理学」第5版、 横井豊治監修、医学書院        

参考書・参考資料

moodleにて講義資料と復習資料を毎回提供。

受講要件

私語を慎むこと。

コメント

正常な身体の仕組みと基本的な理科の知識が乏しいと病理学は難解になる。少なくとも解剖学、生理学、生物学は十分復習した上で病理学講義を受けることが望ましい。

オフィスアワー

授業終了後に質問を受け付ける。Moodleメッセージでの質問にも応じる。