内部障害系理学療法学Ⅰ

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授業コードp253012
科目分野専門
科目名内部障害系理学療法学Ⅰ
科目責任者甲谷 佳亮
実務経験

循環器系病院・集中治療室での臨床経験を有する.修士(リハビリテーション学).心臓リハビリテーション指導士.3学会合同呼吸療法認定士.
臨床経験を交えて講義します.

配当年次3年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法講義
曜日・時限木曜・3限
単位数1
時間数30時間
授業概要

 循環機能障害に対する理学療法の展開には,病態や治療に対する知識が必要である.また,運動中の監視や治療効果の判定に用いる指標も多職種と共有しなければならない.
 本講義では,循環器疾患に関わる解剖学・運動学・生理学の理解を深め,循環器疾患の病態に応じた診断・評価・治療の流れを整理する.また,運動療法の留意点やリスク管理も学習したうえで,循環器理学療法に必要な評価・治療手技を実践できるようになる.
 本講義は1・2年次の解剖学,運動学,生理学,内科学で教授された循環機能基礎や循環器疾患学に基づき,その理学療法応用を学ぶものである.

一般学習目標 GIO

①循環器の構造・機能を理解する。
②循環器疾患の成り立ち・病態について理解する。
③循環器疾患の病態に応じた評価・治療について理解する。
④循環器疾患に対する理学療法において、適切な負荷での実施およびリスク管理を考えることが出来る。


授業計画
【第1回】
授業内容

循環器理学療法総論

個別目標

本邦における循環器疾患の疫学的現状や,心臓リハビリテーションの置かれている立ち位置・考え方を理解できる.
心不全の定義が説明できる.

予習

本邦における心臓リハビリテーションの現状を,講義資料をもとに確認しておく.(50分)

復習

心不全の定義が説明できるか確認しておく.(40分)

【第2回】
授業内容

循環器の構造・機能①

個別目標

循環器系の解剖的位置を理解できる.心筋や冠動脈の構造的特徴を理解できる.
心筋が収縮を行う際の不応期が理解できる.

予習

講義資料をもとに循環器の構造を確認しておく.(40分)

復習

心臓の器官としての特徴や微細構造,冠動脈の支配領域を確認する.(50分)

【第3回】
授業内容

循環器の構造・機能②

個別目標

心拍出量とFrank-Starlingの法則について説明できる.
心筋・心拍数の調節機構について理解できる.

予習

講義資料をもとに循環器の調節機構を確認しておく.(40分)

復習

循環動態の調節機構を確認する.(50分)

【第4回】
授業内容

循環器疾患の病態・治療 虚血性心疾患

個別目標

虚血性心疾患の病態を理解できる.心筋梗塞・狭心症の発症と動脈硬化との関連について説明できる.
虚血性心疾患の診断基準とその治療法について理解できる.
虚血性心疾患と理学療法の関わりや一般的な進め方,その効果について説明できる.症状や検査結果から病態をイメージすることが出来る.

予習

講義資料をもとに虚血性心疾患はどのようなものか確認しておく.(40分)

復習

虚血性心疾患の病態と治療法について確認する.(50分)

【第5回】
授業内容

循環器疾患の病態・治療 弁膜症

個別目標

弁膜症の病態を理解できる.弁膜症の発症とその要因について説明できる.
弁膜症の診断基準とその治療法について理解できる.
弁膜症と理学療法の関わりや一般的な進め方,その効果について説明できる.症状や検査結果から病態をイメージすることが出来る.

予習

講義資料をもとに弁膜症はどのようなものか,弁の構造と役割についても確認しておく.(40分)

復習

弁膜症の病態と治療法について確認する.(50分)

【第6回】
授業内容

循環器疾患の病態・治療 大動脈疾患

個別目標

大動脈の構造と疾患としての病態を理解できる.大動脈疾患の発症とその要因について説明できる.
大動脈疾患の診断基準とその治療法について理解できる.
大動脈疾患と理学療法の関わりや一般的な進め方,その効果について説明できる.症状や検査結果から病態をイメージすることが出来る.

予習

講義資料をもとに大動脈疾患はどのようなものか,大動脈の構造と役割についても確認しておく.(40分)

復習

大動脈疾患の病態と治療法について確認する.(50分)

【第7回】
授業内容

循環器疾患の病態・治療 末梢血管疾患

個別目標

末梢血管の構造と疾患としての病態を理解できる.末梢血管疾患の発症とその要因について説明できる.
末梢血管疾患の診断基準とその治療法について理解できる.
末梢血管疾患と理学療法の関わりや一般的な進め方,その効果について説明できる.症状や検査結果から病態をイメージすることが出来る.

予習

講義資料をもとに末梢血管疾患はどのようなものか,末梢血管の構造と役割についても確認しておく.(40分)

復習

末梢血管疾患の病態と治療法について確認する.(50分)

【第8回】
授業内容

循環器疾患の病態・治療 心不全①

個別目標

心不全とはどのようなものか,定義や疫学的現状を踏まえ理解できる.心不全の発症とその要因について説明できる.
左心不全と右心不全,収縮不全と拡張不全について特徴を理解できる.
低心拍出,うっ血,浮腫等の主要症状について理解できる.

予習

講義資料をもとに心不全はどのようなものか確認しておく.(40分)

復習

心不全の病態について確認する.(50分)

【第9回】
授業内容

循環器疾患の病態・治療 心不全②

個別目標

心不全の診断基準について理解できる.Forresterの分類に基づいた治療方針が理解できる.
心不全における検査項目と基準について理解できる.
心不全における理学療法に対する適応と禁忌,運動処方の原則について理解できる.

予習

講義資料をもとに心不全はどのようなものか確認しておく.(40分)

復習

心不全の病態と治療について確認する.(50分)

【第10回】
授業内容

心電図の見方 12誘導心電図

個別目標

12誘導心電図の基礎が理解でき,各誘導の特徴と見ている方向が理解できる.
虚血時の波形の変動について成り立ちが理解できる.

予習

講義資料をもとに12誘導心電図はどのようなものか確認しておく.(40分)

復習

心電図の基礎と波形の特徴について確認する.(50分)

【第11回】
授業内容

心電図の見方 モニター心電図

個別目標

モニター心電図の基礎を知る.
主要不整脈の波形の特徴を理解し,鑑別が出来る.

予習

講義資料をもとにモニター心電図と不整脈の特徴について確認しておく.(40分)

復習

モニター心電図の基礎と主要不整脈の波形の特徴について確認する.(50分)

【第12回】
授業内容

心臓リハビリテーションにおける評価①

個別目標

心臓リハビリテーションにおける評価項目はどのようなものがあるか理解できる.
各評価項目の見方と基準値,異常値が理解できる.
評価結果から患者の病態把握と臨床推論が出来る.

予習

講義資料をもとに評価項目はどのようなものがあるか確認しておく.(40分)

復習

心臓リハビリテーションにおける評価項目の見方と基準値,異常値ついて確認する.(50分)

【第13回】
授業内容

心臓リハビリテーションにおける評価② 運動負荷試験

個別目標

CPXを用いた運動負荷試験の基礎と実施方法,基本的な測定項目を理解できる.
CPXから得た結果を運動処方に生かすことができる.

予習

講義資料をもとにCPXはどのようなものがあるか確認しておく.(40分)

復習

CPXによる嫌気性代謝閾値の推定について確認する.(50分)

【第14回】
授業内容

心臓リハビリテーションの実際

個別目標

運動処方の原則が理解できる
主要疾患における理学療法プロトコールを確認する.
レジスタンストレーニングの理論と実際の処方が理解できる.

予習

講義資料をもとに運動処方の原則,レジスタンストレーニングについて確認しておく.(40分)

復習

心臓リハビリテーションにおける運動処方の実際について確認する.(50分)

【第15回】
授業内容

総括

個別目標

講義全般の総復習

予習

第1回~第14回の内容を確認しておくこと。(90分)

復習
試験実施月日
評価の基準・方法

筆記試験100点とし,100点満点中60点以上を合格とする.
再試験は1回行うものとする.

教科書

内部障害理学療法学テキスト 改訂第4版 南江堂

参考書・参考資料

狭心症・心筋梗塞のリハビリテーション(南光堂)
病気がみえる 循環器(メディックメディア)
循環器理学療法の理論と技術(メジカルビュー社)
心肺運動負荷テストと運動療法(南光堂)
ビジュアル実践リハ 呼吸・心臓リハビリテーション(羊土社)

受講要件

実技を行う際には,KCもしくは動きやすい服装の着用を指定する.

コメント

講義内容について,予習・復習を行い講義に臨むこと.

オフィスアワー

木曜日16:10-17:00