失語症演習2

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授業コードs263008
科目分野専門
科目名失語症演習2
科目責任者中西幸生
実務経験

回復期リハビリテーション病院にて4年間、総合病院にて6年間、言語聴覚士として実際の失語症の患者に対しリハビリテーションを行ってきた。この講義では失語症に対応できる、実際の臨床に有用な知識を中心として学修して頂きます。

配当年次3年  
開講期前期
履修区分必修
昼間部・夜間部の別昼間部
授業方法演習
曜日・時限
単位数1
時間数30
授業概要

成人領域の臨床現場では、脳損傷により失語症を呈した患者が多く存在する。失語症は成人臨床のリハビリテーション分野において、言語聴覚士が主となり対応する領域である。言語聴覚士が失語症の評価・検査を行い、結果をもとにリハビリテーションを計画する必要がある。この演習の目標は失語症1・2の講義で得た基礎知識を基に、失語症演習1とともに失語症の評価を実施すること、検査用具を使用すること、評価・検査結果からリハビリテーションの計画を立案することである。さらに最終的な目的として、臨床実習や臨床現場に対応できる能力を目指すものとする。

一般学習目標 GIO

SALA失語症検査、トークン検査について、必要な認知神経心理学の復習と習得する。掘り下げ検査である各種検査(SALA失語症検査、トークン検査、失語症語彙検査、失語症構文検査、CADL)の理論的背景、施行方法、結果もまとめ、原因把握などの内容を把握する。


授業計画
【第1回】
授業内容

SALA失語症検査の理論的背景

個別目標

SALA失語症検査の理論的背景を理解し、日本語における言語情報処理を復習する。

予習

配布資料とSALA失語症検査のマニュアルを一読する。(15分)

復習

本日の内容を再確認し、次回実施のために必要な準備を行う。(30分)

【第2回】
授業内容

SALA失語症検査のモデルに基づいた分析

個別目標

認知神経心理学的モデルに基づいたSALA失語症検査での分析方法を習得する

予習

認知神経心理学的モデルについて再学習し、検査実施のための準備を確認する。(15分)

復習

SALA失語症検査の特徴と構成について、他の失語症検査をの違いを説明できるようになる。(30分)

【第3回】
授業内容

SALA失語症検査の構成(聴覚的異同弁別・聴覚的理解)

個別目標

SALA失語症検査の聴覚的理解の検査項目を理解し、施行可能になる

予習

実施予定項目についてマニュアルを確認する。(15分)

復習

本日実施した検査項目について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第4回】
授業内容

SALA失語症検査の構成(語彙性判断検査項目)

個別目標

SALA失語症検査の語彙性判断検査の検査項目を理解し、施行可能になる。

予習

実施予定項目についてマニュアルを確認する。(15分)

復習

本日実施した検査項目について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第5回】
授業内容

SALA失語症検査の構成(読解検査項目)

個別目標

SALA失語症検査の読解検査の検査項目を理解し、施行可能になる。

予習

実施予定項目についてマニュアルを確認する。(15分)

復習

本日実施した検査項目について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第6回】
授業内容

SALA失語症検査の構成(呼称・書称検査項目)

個別目標

SALA失語症検査の呼称・書称検査の検査項目を理解し、施行可能になる。

予習

実施予定項目についてマニュアルを確認する。(15分)

復習

本日実施した検査項目について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第7回】
授業内容

SALA失語症検査の構成(復唱・記憶・音読・書字検査項目)

個別目標

SALA失語症検査の復唱・記憶・音読・書字の検査項目を理解し、施行可能になる。

予習

実施予定項目についてマニュアルを確認する。(15分)

復習

本日実施した検査項目について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第8回】
授業内容

SALA失語症検査の症例分析1

個別目標

SALA失語症検査の症例分析を行い、SALA失語症検査における解釈方法を把握する。グループワークを行う。

予習

提示された症例情報を一読し、グループワークのための情報をまとめる。(15分)

復習

グループワークの情報を各自のノートにまとめる。(30分)

【第9回】
授業内容

SALA失語症検査の症例分析2

個別目標

SALA失語症検査の症例分析を行い、SALA失語症検査における解釈方法を把握する。

予習

前回のグループワーク内容を一読し、情報をまとめる。(15分)

復習

グループワークの情報から所見を作成する。(30分)

【第10回】
授業内容

トークン検査の理論的背景、目的、構成、実施

個別目標

トークン検査の理論的背景やその施行方法、採点・評価方法を理解し、施行可能になる 復習:トークン検査をペアになり実施する(45分)。

予習

トークン検査マニュアルを一読する。(15分)

復習

本日実施した検査について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第11回】
授業内容

失語症語彙検査の理論的背景、目的、構成

個別目標

失語症語彙検査の理論的背景を理解し、その施行方法や採点・評価方法を把握する

予習

失語症語彙検査のマニュアルを一読する。(15分)

復習

本日実施した検査について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第12回】
授業内容

失語症構文検査の理論的背景、目的、構成

個別目標

失語症構文検査の理論的背景を理解し、その施行方法や採点・評価方法を把握する

予習

失語症構文検査のマニュアルを一読する。(15分)

復習

本日実施した検査について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第13回】
授業内容

CADL、重度失語症検査の理論的背景、目的、構成

個別目標

CADLや重度失語症検査の理論的背景を理解し、その施行方法や採点・評価方法を把握する。

予習

CADL、重度失語症検査のマニュアルを一読する。(15分)

復習

本日実施した検査について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第14回】
授業内容

WAB失語症検査の理論的背景、目的、構成

個別目標

WAB失語症検査の理論的背景を理解し、他の失語症検査との相違点について理解する。WAB失語症検査の一部を実施する。

予習

WAB失語症検査のマニュアルを一読する。(15分)

復習

本日実施した検査について、検査者と被検者に分かれて再度演習を行う。(30分)

【第15回】
授業内容

失語症患者における症例検討

個別目標

各失語症について総合検査や掘り下げ検査の結果から評価を行い所見にまとめる。まとめる作業を行うことにより、その病態特徴の知識を深める。

予習

症例に関する情報を一読し、必要な検査結果の解釈を把握する。(15分)

復習

検査結果の情報から所見を作成する。(30分)

試験実施月日6月実施予定
評価の基準・方法

各種検査の実施記録(25%)、グループワーク時の症例レポート(75%)を合わせて100点満点で評価する。

教科書

毎回資料を配布する。

参考書・参考資料

各種検査マニュアル

受講要件
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月曜日~金曜日(16:20~17:20)、水曜日(16:20~19:30)